ナットを取り付けることができるか確認するために、寸法表を見る方が多いかと思います。
私もよく”ナット 寸法表”でググることが多いのですが、二面幅と対角の寸法が”s”と”e”で表現されていることがほとんどです。
そして調べる度に私は「どっちがどの寸法かいつも混乱するなぁ」となりがちです。
こういうのは根本から理解しておけば混乱しにくくなるので、なぜ二面幅が”s”、対角が”e”で示されているのか調べてみました。
結論から申し上げますと、
- s=spannerがはまる幅
- e=end to end
で覚えることであきらめました。
申し訳ありません、私が少し調べたくらいでは解決できませんでした…
最初は英語かな?と思った
寸法の記号表記の際にはよく、その寸法の英語表記の頭文字をとって置くことが多いので、まずは英語を調べてみました。
しかし英語表記では、
- 二面幅=”width across flat”
- 対角距離は=”width across corner”
だから英語とは全く関連性はなさそう。ここからとるなら”f”と”c”になりそうだし…
またJIS B1002ではなんと二面幅の寸法について規定されていたのですが、ここでも二面幅が”e”の理由になりそうなことは見つけられませんでした。
ということで、もはや自力で考えたものを当てはめて理解する方針に変更しました。
結論
- s = spannerがはまる寸法 = 二面幅
- e = end to end = 端から端の寸法 = 対角距離
と理解することで私はあきらめました。
こういうのは自分が考え抜いたことで覚えるのが一番腑に落ちやすく、覚えやすいのですがよければひとつのアイデアとして参考にしてみてください。
JISも決めたのならその過程や理由を公開してくれたらいいのに…