はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します!
このページではオリエントスター史上最も美しい(と思っている)『メカニカルムーンフェイズ』をご紹介します

『メカニカルムーンフェイズ』が気になっているけど、高くて一歩が踏み出せない…

『メカニカルムーンフェイズ』は他社の同価格帯ムーンフェイズ腕時計でもオススメです!
この記事で、他機種と比較し、さらにどのような腕時計か解説します
この記事の内容
- 『メカニカルムーンフェイズ』の紹介
- 同価格帯のムーンフェイズ機械式腕時計との比較
- おすすめの購入方法(定価の半額で購入できる方法も!)
オリエントスター『メカニカルムーンフェイズ』は高額な腕時計です
この記事を読んで、いい点・気になる点を含め、納得してから購入しましょう!
『メカニカルムーンフェイズ』とは?
『メカニカルムーンフェイズ』はオリエントスターでフラッグシップの一つとされている、ムーンフェイズ機構が付いた人気の機械式腕時計です
人気の理由としては、ムーンフェイズ機構のかわいらしさと、かっこよさが両立しているところ
『メカニカルムーンフェイズ』のラインナップも豊富にあり、”クラシック”と”コンテンポラリー”の2種類のコレクションで展開されています
カラーバリエーションも含めると、公式オンラインストアでは、2023年現在、8種類の『メカニカルムーンフェイズ』が販売
このことからオリエントスターにとって主力商品であることがわかります
メタルブレスや、風防、性能も当然のように優れており、オリエントスターのフラッグシップモデルとして遜色ない、根強い人気がある腕時計となっています

公式オンラインストア以外では、今までに販売されてきたモデルも在庫があり、実質、10種類以上販売されています
クラシックとコンテンポラリーの違いは?

クラシックとコンテンポラリーで異なる点は、”針” ”りゅうず” ”インデックス”になります
- クラシックは”古き良き”を感じるように
- コンテンポラリーは”今のスマートさ”を感じるように
それぞれのコレクションに沿った雰囲気にするために、パーツが使い分けられています
例えば、クラシックコレクションでは、主にローマインデックスや革ベルトが使われており、レトロな雰囲気が味わえます
一方、コンテンポラリーコレクションは、バーインデックスやリーフ針、メタルバンド等、直線的なパーツを多用することで、スタイリッシュで現代的なデザイン
『メカニカルムーンフェイズ』としての基本的なデザインは統一されていますが、コレクションの思想に合わせて、文字盤色やデザインが変更されています
クラシックの方が種類豊富

2023年までに、クラシックコレクションのみで10種類以上のモデルが販売されており、自分にあったクラシックな腕時計を選ぶことができます

クラシックなデザインは好きだけど、普段使いを考えると、革ベルトや視認性が低いのはちょっと…

『メカニカルムーンフェイズ』は種類豊富で、自分の使い勝手に合ったクラシックデザインを選べます!
オリエントスターはクラシックデザインを得意としているため、『メカニカルムーンフェイズ』のクラシックコレクションも種類豊富になっています
『メカニカルムーンフェイズ』クラシックコレクションの選び方
- 仕事でシンプルな方が良い → オープンハート無、ブラック・ホワイトの文字盤
- 水に弱いのはちょっと… → メタルブレス
上記はあくまでも例ですが、純粋に自分が気に入るクラシックデザインのものを選べるというのが素晴らしいです
クラシックとコンテンポラリーの比較表
『メカニカルムーンフェイズ』クラシックとコンテンポラリーの比較表を作成しました
購入を検討する際に、少しでもお役に立てば幸いです


防水性や視認性の点から、普段使いはコンテンポラリーの方が適していることがわかります
『メカニカルムーンフェイズ』いいところ
『メカニカルムーンフェイズ』の特に良いところは、次の3つです
- 実売価格15万円から手に入るコスパ
- ムーンフェイズ×オープンハートという貴重なデザイン
- 細かい装飾が調和した美しさ
順番に解説していきます
実売価格15万円から手に入る
15万円という価格で、この腕時計を購入できる私たちは、非常に幸福な時代を生きています

決して、「15万円が安い」という意味ではありません
ムーンフェイズが付いて、その他部品の品質・性能も申し分なし
マニュファクチュールで、失われつつある「安くて良いモノ」というメイドインジャパンの美しい機械式腕時計を、2023年今なお”15万円で所有することができる”という事実が素晴らしいと感じます
実際、オリエントスターのような信頼できるブランドで、同レベルの素材や性能の、同価格帯のスイス製ムーンフェイズ腕時計と比較しても最安値になります

歴史ある腕時計メーカーの”ムーンフェイズでオープンハートがある腕時計”というのもかなりレアです
同クラスのムーンフェイズ付き機械式腕時計の中でも、デザイン・性能ともに優れているコスパ最高の腕時計になっています
ムーンフェイズ×オープンハート

さらにもう一つ、(個人的に)優れていると感じたポイントは、ムーンフェイズ機構が付いているにも関わらず、オープンハートになっているところ

スケルトンデザインが大好物の私にとっては、ここは是非オススメしたいところ
というのも、ムーンフェイズ×オープンハートというデザインは、数えきれないほど存在する腕時計の中でも珍しいデザイン
実際に、オープンハートとムーンフェイズを兼ね備えたデザインがある腕時計ブランドは、調べた限りでは次の通り
- レイモンドウェイル
- フレデリック・コンスタント
- ゼニス
- オメガ
etc…
『メカニカルムーンフェイズ』よりも高価格帯のブランドしかありません
他にも歴史を遡ったり、私が調べきれなかった腕時計があれば申し訳ないのですが、楽天やAmazonで調べる限りでは、上に記載したブランドのモデルくらいでした
数多く存在する、有名どころの腕時計ブランドの中でも、ムーンフェイズ×オープンハートの腕時計を取り扱っているのは貴重
オープンハートの実績が数多くあるオリエントスターだからこそできた、世界的に見ても貴重なムーンフェイズデザインとなっています
細かい装飾が調和した美しさ

針とローマインデックス、文字盤の色や装飾がマッチしており、非常に美しいデザインになっています
ぜひとも実物を見ていただきたいのですが、『メカニカルムーンフェイズ』の文字盤や各部品には、細かい装飾加工が施されているため、腕時計全体から非常に良い雰囲気を醸し出しています
公式ホームページで公開されている動画では、細かい装飾にフォーカスしており、腕時計の雰囲気を味わえるので、ぜひとも見ていただきたい
・MECHANICAL MOON PHASE | Contemporary Collection
・Mechanical Moon Phase Limited Edition | M45
「1秒の、引力」というモデルコンセプトは伊達ではなく、本当に”引力”を持った美しい腕時計になっています

型番がRK-AY0103L(上の画像)のモデルが、ロージンジジュ針と腕時計のデザインが、個人的にたまらないデザイン
気になったポイント
『メカニカルムーンフェイズ』を調べるうちに、気になったポイントも3点ありました
- ・腕時計のサイズとして、決して小さくない
- ・標準的なパワーリザーブ
- 細かい装飾が調和した美しさ
順番に解説していきます
若干厚みがある

厚みが13.8mm と、決して薄い腕時計ではありません
私は細腕のため、厚みがあると、腕時計が少し浮いているように感じます

鍛えている方ならば、ものすごく似合うのかもしれません…
私が普段身に付けている、オリエントスター『モダンスケルトン』のサイズ感がちょうどよく、厚みは12mm
『メカニカルムーンフェイズ』の13.8mmはやや厚いように感じます
対策としては、試着して許容できる装着感か確認することをおすすめします
パワーリザーブが60時間あれば…
『メカニカルムーンフェイズ』のパワーリザーブがせめて60時間あれば…と感じました
理由としては、『メカニカルムーンフェイズ』のパワーリザーブは50時間なので、金曜の夜に腕時計をはずしてから、土日使わない場合、月曜朝には止まってしまっていることが多く、都度、時間を合わせる必要があるためです
さらに、パワーリザーブが気になるもう一つの理由としては、ムーンフェイズ機構があるところが大きいです
機械式腕時計は、止まることはしょっちゅうあるため、時間合わせの作業は頻繁に行います
しかし、ムーンフェイズがある場合には、月齢も調整する必要があるため、月齢を調べたりする手間もあるのが非常にネックになります
- 19:00金曜日
腕時計をはずす
- 19:00土曜日
半分消費
- 19:00日曜日
止まった…
- 6:30月曜日ベル
止まってる…
- 19:00金曜日
腕時計をはずす
- 19:00土曜日
1/3消費
- 19:00日曜日
2/3消費
- 6:30月曜日ベル
まだ動いてる!

機械式腕時計の醍醐味ですが、時間調整の手間が…
腕時計を複数所有している場合、「今日は他の腕時計をつけよう」と考え、普段付けない腕時計を選ぶこともあります
土日に『メカニカルムーンフェイズ』を着用しないと、ゼンマイを巻き忘れてしまい、月曜の朝には止まってしまっていることが頻繁に発生しています
パワーリザーブ50時間だと、月曜朝まで動かしておきたい場合は、日曜の夜に巻き上げる必要があるのですが、まあ忘れます
パワーリザーブ60時間あれば、金曜の夜から放置しても、月曜の朝まで動き続けているため、最低でも60時間、理想は70時間に感じました
2023年の限定モデルは視認性が本当に悪い

SNSでも話題になりましたが、2023年限定モデルは視認性がかなり悪いようです
というのも、文字盤・針・インデックスの色がかなり似通っているため、何時何分かパッと見わからないことが多いとか

公式ホームページのようにきれいになるのも、かなり限定的な環境下でのみ、映るそうです
美しさに振り切っているため、機能性を犠牲にしているのだと思いますが、ホームページを見る限りでは、この美しさは一見の価値アリです
いずれにしても、実店舗で確認してから購入検討する方がよさそうです
比較表
ムーンフェイズ機構かつオープンハートの機械式腕時計の比較表を作りました


検討される際に、お役に立てば幸いです
おすすめの購入方法は楽天
楽天ではオリエントスターの公式価格よりも5万円ほど、安く価格設定されています
高額のため、ポイントもかなりつくので実質5万円以上お得になることも

浮いた金額はオーバーホール代に充てましょう
リファービッシュ品という選択肢
オリエントスターの製造元、セイコーエプソン株式会社は”エプソンダイレクトショップ”でリファービッシュ品というものを販売しているのをご存じでしょうか?
簡単に言えば、未使用品だったものを回収してメンテナンスしたものです

リファービッシュ品ならば、国内向けの、新品同様のモノが半額で手に入ります
『メカニカルムーンフェイズ』の場合、定価がおよそ20万円のため、半額の10万円程で購入することができます

リファービッシュ品であることを気にしないのであれば、こちらで購入してみてもいいかもしれません
リファービッシュ品 | エプソンダイレクトショップ (epson.jp)
まとめ:お気に入りの『メカニカルムーンフェイズ』を探しましょう
- ビジネスシーンでも着用できるクラシックな腕時計をお探しの方
- 珍しいデザインが好きな方
- 美しいデザインが好きな方
個人的には、国内メーカーのムーンフェイズの機械式腕時計としてはトップクラス
海外ブランドのモノと比較しても遜色のない美しさ・仕上げです
大きめの家電量販店に置いてあるくらいにはお求めやすいので、ぜひ一度実物を見に行ってみてください
種類も豊富で、限定モデルもあるため、並べてもらって、自分にあった『メカニカルムーンフェイズ』を選びましょう
この記事で、オリエントスター『メカニカルムーンフェイズ』の魅力を一人でも多くの方に、伝わることを祈っています