はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します!
このページではオリエントスターのダイバーズウォッチ『DIVER』をご紹介します

オリエントスターの『DIVER』にいくつか種類があるけど、どう違うのかわからない

2023年9月現在では、大きく分けると通常モデル・復刻版の、2種類の『DIVER』があります
この記事の内容
- 2023年に発売されている、オリエントスターのダイバーズウォッチの紹介
- 通常版と復刻版の『DIVER』の比較
あなた好みのダイバーズウォッチ選びに、この記事がお役立ちできれば幸いです!
オリエントスターのダイバーズウォッチ全種類まとめてみた
オリエントスターが2023年9月現在、販売しているダイバーズウォッチを表にまとめました

通常の『DIVER』が今まで継続して販売されてきたモデルで、それ以外のモデルが復刻版
現在では復刻版だけでも3種類のダイバーズウォッチがあり、いままでの1種類のみだったころに比べると、非常に充実したラインナップになりました
それぞれのモデルについて解説していきます
もっともオーソドックスな『DIVER』

2020年からオリエントスターのダイバーズウォッチとして販売されている、オーソドックスなモデルが『DIVER』です
復刻されている初代モデルの子孫にあたり、『DIVER 1964』が販売されるまでは、オリエントスター唯一のダイバーズウォッチでした
2020年以前から同じデザインで販売されており、マイナーチェンジされ続けてきたモデル

個人的に「オリエントスターのダイバーズウォッチと言えばこれ」というモデル
性能もデザインも王道の”The・ダイバーズ”

- 200m潜水に耐える防水性能
- 大柄な文字盤に回転ベゼル
- 見やすさとかわいらしさを両立した丸っこい針とインデックス
どちらかと言えば、カジュアルなダイバーズウォッチとなっています
リファービッシュ品があることや、楽天では多少のお値引きがされていることもあり、良心的な価格でブランド最高レベルの防水性能を手に入れることができます
復刻モデル第一弾『DIVER 1964 1st edtion』

『DIVER 1964 1st edition』は、1964年にオリエントスターが初めて”ダイバーズウォッチ”として販売した『オリンピアカレンダーダイバー』を復刻したモデル
オリエントスターの70周年を記念して復刻されました

- ドレッシーな5連ブレス
- 素材そのままなベゼル
- ケースに近い色の文字盤
上記の特徴を備えた、ミニマルでドレッシーなダイバーズウォッチになっています
復刻した理由の一つにデザインも含まれているほど
ビジネス用の時計という観念が薄くなっている現代に、このスポーティーとエレガンスが共存しているデザインがとてもマッチすると思ったのです。
オリジナルのエレガンスを踏襲しつつISO規格をクリアせよ。「ダイバー1964」開発の舞台裏を語り明かす (orientstar-watch.com)

デザインはほとんど当時のまま、性能は現在の最新モデルと同等にするという変態ぶりこだわりには驚かされます
70周年を記念して復刻されたこの『1st edition』は数量限定品で、 希少性の高いモデルとなっています
復刻モデルの第二弾『DIVER 1964 2nd edtion』

『DIVER 1964 2nd edition』は、1964年に第二弾のダイバーズウォッチとして開発された『カレンダーオートオリエント』を復刻したモデル
1st editionの元となった、初代ダイバーズウォッチ『オリンピアカレンダーダイバー』の後すぐに開発・販売されたのか、同じ年に第2弾として販売されていたようです
復刻版もメーカーが意図したのか、1st editionが販売されてからすぐにリリースされました
性能は1st editionとほぼ同等
デザインも、文字盤や針形状が変化しましたが、寸法や仕様には大きな変更はありませんでした
1st editionと大きく異なる点は、より軽量なチタンモデルが販売されたことです

さらに、オリエントスター公式でも、「今後もアップデートを続けていきたい」発表がされていることから、3rd edtionも期待できます
今後もこのデザインをベースに新しい技術や使いやすさを加え、より良いダイバーズウォッチにブラッシュアップしていきたいと考えています。
未知への探究心が両者をつなぐ。ダイバー久保彰良さんと企画者・三宅哲也が語る、龍泉洞への挑戦と「ダイバー1964 2ndエディション」 (orientstar-watch.com)
こちらの製品は1st editionとは異なり、数量限定販売とは記載されていないため、しばらくはラインナップされ続けると考えられます
どの『DIVER』がおすすめ?

- スタンダード、カジュアルが好きならば『DIVER』
- モダンで、ドレッシーが好きならば『DIVER 1964 1st edition』
- 軽さや腕馴染がいいものが欲しいならば『DIVER 1964 2nd edition チタン』
をおすすめします
性能的には、どのモデルもほぼ同じため、デザインが決め手になります
復刻したモデルも、当時よりも厳しくなったISO防水仕様を、デザインを維持したままクリア

個人的には、ビジネスシーンで多用されるのであれば、限定品になりますが1st editionを
アウトドアでつけるならば2nd edition チタンを選びたいです
でも数年前に販売されていたオープンハートの『DIVER』もほしい…
個人的におすすめな『DIVER 1964 1st edition』と『DIVER 1964 2nd edition チタン』の、それぞれの理由を次に書いていきます
『DIVER 1964 1st edition』がおすすめのワケは”限定品”でスタイリッシュだから
1st editionがおすすめの理由は、やはり”限定”で、今後はもう復刻しないかもしれないこと
また、針がアロー形状で、ほぼ単色で統一されたカラーリングが、非常にかっこいいと感じるためです
オリエントスターはたまに「あの時のモデル、買っておけばよかった…!」と後悔する時があるのですが、今回も同じことになりそうな雰囲気を出しているモデルがこの1st edition

レトログラードや、レトロフューチャーカメラの限定色モデルは、もう販売されていませんが、今でも本当にほしいです
今回のモデルも数量限定で、なくなってしまえば二度と手に入らないことを考えると、おすすめ候補に上げざるを得ませんでした
『DIVER 1964 2nd edition チタン』がおすすめのワケはオリエントスター唯一のチタンモデルだから
2nd editionがおすすめの理由は、”チタン”という素材が使われているから
チタンは軽量でいて頑丈な金属で、腕時計の素材として使われることも少なくありません
通常の2nd editionと比べて約100g軽いというのは、購入を検討する大きな理由になるのではないでしょうか
また通常の2nd editionに+2万円ほどで購入できてしまうため、2nd editionの購入を検討される方は、かなり悩ましいのではないでしょうか
2023年現在のオリエントスターで、唯一のチタン素材を使用しているモデルですので、チタンの腕時計を狙っていた方は『DIVER 2nd edition チタン』一択になるのではないでしょうか
『DIVER』の気になるところ
ここまで『DIVER』のおすすめの理由を書いてきましたが、購入する際に気にする必要があることを書いていきます
維持費がかかる
クォーツの腕時計と比べると、どうしても維持費がかかってしまいます
この記事で紹介している『DIVER』はすべて機械式腕時計ですので、メンテナンスのための定期的なオーバーホールが必須
オリエントスター公式のオーバーホール価格は約30,000円
この金額が、2〜3年に一度のペースで必要になります
クォーツの場合は、1~2年に一回、¥500~\1,500の電池交換が必要になる程度ですので、それと比較すると、どうしても維持費がかかります

スイス製の機械式腕時計のオーバーホール金額と比較すると、オリエントスターのオーバーホールの価格は安い方なのです…
裏透けモデルがない
現在販売されている『DIVER』の裏蓋はスケルトンではありません
2020年以前に販売されていた、通常の『DIVER』は、スケルトンデザインが得意なオリエントスターらしく、裏蓋がスケルトンのモデルも販売されていました
しかし、2023年9月現在は公式ラインナップからは裏蓋がスケルトンのモデルはなくなっています


個人的にはスケルトンが好みなので実装されてほしかったです
まとめ:あなたの気に入った『DIVER』を買えば後悔しません
- カジュアルでThe・ダイバーズウォッチが欲しい方は『Diver』
- スタイリッシュでミニマルなデザインが好きな方は『Diver 1st edition』
- チタンやが気になる方は『Diver 2nd edition』
オリエントスターは大きめの家電量販店にも置いてあるので、ぜひ一度実物を見に行ってみてください
『1st edition』は限定モデルのため、もしかしたら見当たらないかもしれません
すべての『DIVER』がそろっていて、比較できる店舗が見つかればラッキーです
すべて並べてもらって、自分にあった『DIVER』を選びましょう
この記事で、あなたに合ったオリエントスター『DIVER』の選択に役立つことができれば幸いです