はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します!
このページでは入門機からフラッグシップに進化を果たした『M34 F8 デイト』をご紹介します
- 『スタンダード』のハイグレードモデルが出たけど、実際どう?
- 『スタンダード』と何がちがう?
『M34 F8 デイト』は、現在販売されている『スタンダード』とほぼ同じ構成です
が、実際にはまるで別物になっています
この記事ではその違いや、どういった点が異なるのかを順に解説していきます
この記事の内容
- 『M34 F8 デイト』の良い点・気になる点
- 『スタンダード』との比較
- おすすめの購入方法
オリエントスター『M34 F8 デイト』は高額な腕時計です
この記事を読んで、いい点・気になる点を含め、納得してから購入しましょう!
『M34 F8 デイト』とは?
『M34 F8 デイト』は、満を持して登場した、オリエントスターのシンプルなフラッグシップモデル
オリエントスターのフラッグシップモデルは、ここ最近は、フルスケルトンデザインのみ
それが、Grand Seik○に見えるほど、ベーシックなデザインの機械式腕時計を販売してきました
「フルスケルトンは派手すぎる」と感じていた方には、まさに待望のモデルになっています
ホワイトは国内200本限定で、2024年3月23日から発売
ブルーはレギュラーモデルとして、2024年6月10日から発売予定となっています
バンド交換も可能で、上質なワニ皮ベルトも付属しています
『M34 F8 デイト』が”買い”の3つの理由
『M34 F8 デイト』は当然のように”買い”です
その理由は、次の3つ
- ビジネスユース最適解
- 腕時計としての機能も申し分ない
- 裏面が全面スケルトン→オープンハートに
順番に解説していきます
ビジネスユース最適解
3針+日付表示という完璧なデザインのため、ビジネスシーンでの利便性は言うまでもありません
『M34 F8 デイト』はさらに、非常に特殊で美しい文字盤と、高性能なムーブメントを積んでいます
そのため利便性はもちろんのこと、時間を確認する度に、美しいデザインが目に入り、まさに一石二鳥です
デザインも美しいため、取引先のお相手の方と、話のタネにもできます
文字盤の美しさがすごい
文字盤はかなり力を入れたようで、画面越しでも伝わるほど上質な作りになっています
シルバーは”広がり”、ネイビーは”奥深さ”が伝わってくる雰囲気です
手掘りの金型を使っているとのことで、まさに職人技が光っているモデルとなっています
機械式腕時計で60時間以上駆動
パワーリザーブは最長60時間以上になりました
オリエントスターお約束の、シリコン製がんぎ車を搭載し、駆動時間を長時間化
2日以上、余裕をもって動き続けます
自動巻きのため、平日は着用していれば動き続けます
さらに土日に着けなくとも、月曜まで動き続けるため、時間・日付調整の手間もありません
『M34 F8 デイト』気になる点
『M34 F8 デイト』の情報を色々調べてみて、気になった点もいくつかありました
- 針の長さ
- 維持費がかかる
順番に解説していきます
針の長さ
秒針が若干短いです
オリエントスターは昔から秒針が短いですが、『M34 F8デイト』も例外ではありませんでした
他社製の3針腕時計、とくに高級なモデルほど、秒針が文字盤の端まで届いています
針が短い方が軽くなるため、パワーリザーブの観点からすれば効果があり、実用上は全く困りません
しかし、今回の『M34 F8 デイト』のデザインやフラッグシップであることを考慮すると、針はしっかりと長くあってほしかったです
維持費がかかる
『M34 F8 デイト』は機械式腕時計ですので、メンテナンスのための定期的なオーバーホールが必須です
オリエントスター公式のオーバーホール価格は、腕時計本体の価格によって増減します
特にネイビーカラーの『M34 F8 デイト』は、オリエントスター史上最も高い価格で、オーバーホール価格も高い区分になります
その結果、オーバーホール価格は約30,000円から
この金額が、2〜3年に一度のペースで必要になります
スイス製の機械式腕時計のオーバーホール金額と比較すると、オリエントスターのオーバーホールの価格は安い方なのです…
『スタンダード』との違い
『M34 F8 デイト』は『スタンダード』と似ているため、比較してみました
特に異なる点は次の2つ
- 性能が異なる
- デザインコンセプトが異なる
順番に解説していきます
性能が異なる
言わずもがな、性能が大きく異なります
パワーリザーブや精度も上昇、裏面ガラス材質もサファイアクリスタルガラスと、圧倒的上位互換モデル
一方、サイズは一回り大きくなっており、軽快な装着感を求める方は『スタンダード』の方が好みかもしれません
ただ、『M34 F8 デイト』も腕時計としてはコンパクトなため、装着感は良好でしょう
私が普段使っている『モダンスケルトン』は『M34 F8 デイト』よりも大きいですが、長袖シャツ着用時も違和感ありません
パワーリザーブ・精度が優れているのは、機械式腕時計が好き、かつ仕事でも使いたいという人にとっては、かなりありがたく感じます
デザインコンセプトが異なる
『スタンダード』はシャープ、『M34 F8 デイト』はフラットと、異なるデザインコンセプトの印象
針の種類や、文字盤の文字情報の少なさが、その違いを表しています
『スタンダード』はよりスタイリッシュに、『M34 F8 デイト』はエレガントな雰囲気を、着用者に与えてくれます
3針、デイトと、基本的な構成は似ていますが、印象は完全に別物になっています
おすすめの購入方法は楽天
楽天ではオリエントスターの公式価格よりも5万円ほど、安く価格設定される傾向にあります
高額のため、ポイントもかなりつくので実質5万円以上お得になることも
浮いた金額はオーバーホール代に充てましょう
まとめ:社会人の方に一番おすすめできる腕時計 オリエントスター『M34 F8 デイト』
次のような方に、オリエントスター『M34 F8 デイト』をおすすめします
- ビジネスシーンで使える、最強の相棒をお探しの方
- シンプルで美しいデザインが好きな方
Orient Starのフラッグシップモデルに、シンプルなデザインがなかったため、今回の『M34 F8 デイト』の発表は個人的には「とうとう来たか!」と感じました
Grand Seik○の雰囲気も感じますが、パワーリザーブインジケーターや針の種類から、”オリエントスターらしさ”を感じられるモデルになっています
特徴的な青色のシリコン製ガンギ車が、今回始めて目に見えないデザインです
そこはあえて隠すことで、「文字盤の美しさがそれだけすごいのか」と考えさせられます
大きめの家電量販店に置いてあるくらいにはお求めやすいので、ぜひ一度実物を見に行ってみたいです
『スタンダード』と見比べて、価格の差だけ質も異なる、というのを実際に目で確認したい!
この記事で、オリエントスター『M34 F8 デイト』の魅力を一人でも多くの方に、伝えることができることを祈っています