- 『複利で伸びる1つの習慣』はどれくらい効果ある?
- 実際にどうやって活かすの?
私自身、次の3つで実践して、効果を感じています
- 英語学習
→2022年11月~開始。TOEIC:585→690 - ブログ
→2022年10月~開始。800PV/月 - プログラミング
- →2024年6月~開始。VBA・Pythonの基礎完了。プログラム1つずつ作成
すべてにおいて、2024年9月現在まで継続
平日はサラリーマンの凡人でも、ここまで来れました
『複利で伸びる1つの習慣』は、こんな人にオススメ
- 「新しいことに挑戦したい」と考えている
- 日々、「現状から抜け出したい」と思っている
- 新しいことを、続けられない
はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します
この記事は、あらゆる人が大絶賛する最強の習慣本『複利で伸びる1の習慣』の書評になります
まだ「大きな成果を上げた」とは言えないですが、この本の内容を実践して、自分なりに前進できています
この記事は、私の実体験も織り交ぜて書いてます
本の内容と違う解釈があることは、ご了承ください
このため、この記事を読んだ後は、ご自身で本を読むことをオススメします
この記事が、皆さんの悩みを解決する一助になれば幸いです
新しいことは、小さな習慣作りから始める
大きな目標を掲げたときや、新しいことを始めるときは、まずは小さな習慣を作りましょう
その理由は、「長期にわたって習慣化できるか?」で、結果の成否が決まるため
例えば、副業や英語・プログラミング学習は、長期にわたって続けることは避けられません
このような、長期にわたる目標を達成するには、習慣作りが非常に有効
忙しい社会人ならば、なおさらです
そのため、難しいことを達成する時は、まずは最小単位の習慣作りから始めましょう
はじめは小さくて取るに足らないように見える変化でも、何年も続ければ、やがて驚くような成果をもたらすということである。誰もが挫折を味わうが、長い目で見れば、生活の質は習慣の質によることが多い。同じ習慣を続ければ同じ結果に終わる。でも良い習慣を続ければ、どんなことも可能になる。
わたしが上達できた唯一の方法、つまり唯一の選択肢は、小さなことから始めることだ。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
小さな習慣作りが重要な理由
長期にわたる目標達成において、小さな習慣が重要な理由は、次の3つ
- 大きな変化に繋がるから
- 目標達成曲線の傾きを決めるため
- ”今”に集中するため
順番に解説していきます
大きな変化に繋がるから
どんなに小さなことでも、毎日改善し続けると、長期的には大きな変化になります
実際に、”毎日1%よくなれば、1年後には37倍良くなる”と計算できます
例えば、毎日覚える英単語を1コずつ増やすと、1年後には66795語覚えていることになります
覚えられるかどうかは置いておき、すさまじい数の単語を覚えることができます
そのため、小さなことでも日々改善する習慣を身に付けることで、大きな目標達成が現実的なものになります
もし毎日一パーセントよくなったら、一年後には三七倍良くなるだろう。
逆に毎日一パーセント悪くなったら、一年後にはゼロ近くになってしまう。習慣の効果も繰りかえすことで大きくなっていく。一日ではほとんど違いが内容に見えても、数か月や数年をかけてもたらされる影響は計りしれない。二年、五年、あるいは一○年後に振りかえってはじめて、良い習慣による利益と悪い習慣による損失がはっきりと目に見えてくる。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
目標達成曲線の傾きを決めるため
習慣は、目標達成への曲線の傾きを決めるため、最も重要な要素と言えます
例えば、新しい単語を覚えることは、TOEICの点数UPに繋がります
しかし、日々続けなければ、自身が目標とする点数には近づきません
そのため、毎日学習することで、初めて目標に近づくことができます
このように、目標達成への曲線において、習慣は傾きに直結するため、非常に重要な役割と言えます
また、”日々”自分が理想とする姿を強くイメージするのにも、効果があります
そのため、不定期に長時間やるよりも、毎日少しでも続ける方がよい
長期記憶に残りやすく、理論的にもメリットが多いです
”今”に集中するため
習慣は、”今、この瞬間”に集中するのに役立ちます
理由は、日々おこなう活動そのもののため
大きな目標や、長期的なプロジェクトを達成する人の共通点は、毎日の”今”に集中して作業しています
”今”目の前にある、やるべきことを行うには、無意識でも取り組める、習慣がもっとも効果的
目標ばかり追っていてはいけない。仕組みから取りかかろう。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
習慣を身に付ける方法
習慣を身に付けるには、次の4つが有効です
- 環境を整える
- はっきりさせる
- 魅力的にする
- 簡単にする
順番に解説していきます
より良い結果を得たいなら、目標の設定は忘れよう。かわりに仕組みに集中しよう。
目標はまったく無意味なのか?もちろん、そうではない。目標には方向を定める効果がある。だが、仕組みは進歩するのに最適である。
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環境を整える
習慣を身に着けるには、まずは環境を整備しましょう
理由は、人がもっとも影響を受けやすいのは、視覚情報のため
例えば、読書習慣を身に付けたいならば、生活の邪魔になるくらいに、目に見える場所に置いてみる
身に付けたい習慣をやらなければ、自分のやりたいことができない環境が理想的
また、実際に環境(部屋や設備)を整えるのも、効果的です
本を読むために読書椅子を買うなど、新たな習慣がやりやすい環境作りも進めましょう
環境作りによって、主導権を取りもどし、自分の人生を設計することができる。世界を消費するだけでなく、自分の世界の設計者になろう
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
はっきりさせる
身に付けたい習慣を、具体的に、はっきりさせましょう
習慣がぼんやりしていると、「いざ、やる時に何をすればよいのか?」考える必要が出てきます
こうなると、習慣を行う前に、考えることがハードルとなり、挫折しやすくなります
そのため、次のことを決めておくことがオススメ
- いつ、どこで、何をするのか
- 「~をしたら、新しい習慣を行う」という条件
- 習慣に使う道具
自制心は短期的な戦略であり、長期的なものではない。一度か二度なら誘惑に勝てるかもしれないが、毎回欲求を抑えるほどの意志力を持つことはできないだろう。正しいことをしたいと思うたびに新たな意志力を奮い起こすかわりに、環境を整えることにエネルギーを使うほうがいい。これが自制心を保つコツである。良い習慣のきっかけははっきり見えるようにし、悪い習慣のきっかけは見えないようにしよう。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
魅力的にする
毎日やりたくなるような、魅力的な習慣を作りましょう
理由は、魅力的な習慣ほど、習慣化するのが簡単になるため
例えば、誰でもできて、効果もある読書は、多くの方が「年に1冊でも読めば良い方」です
その理由は、多くの人にとって、毎日やりたくなるような魅力ある習慣にできていないためです
習慣をはっきりさせたら、次はあなたにとって、魅力ある習慣にしていきましょう
魅力的な習慣とは、次の内容を満たすものです
- 新しい習慣をやることで、手に入る報酬を考える
- 手に入る報酬は、習慣を実行した、少し後に手に入るようにする
- 自分の楽しいことと、新しい習慣をつなげる
- その習慣をやっている、理想的な人を真似る、繋がる
上記はあくまでも理想です
できるだけ多くの項目を満たすようにし、文章にして見える化できれば最高です
習慣は、ポジティブな感情と結びつければ魅力的になる。この知恵を、わたしたちの不利益ではなく、益になるよう利用することができる。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
一方、習慣について考え過ぎるのもNG
とりあえずやってみて、少しづつ改善するのも有効です
習慣を身につけたいなら、大事なのは完璧を求めることではなく、繰りかえしから始めることだ。新しい習慣について、あれこれと未来の計画を立てる必要はない。必要なのは、実行することだけだ。
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簡単にする
身につけたい習慣は、2分以内に終わるくらい、簡単なものにしましょう
理由は、毎日続けやすくするため
習慣は、毎日続けることで、はじめて身につけることができます
そして、毎日続けるためには、次のように簡単な習慣にすることが有効です
- 読書する
→毎日、1ページ以上読む - ブログを書く
→毎日、1文字以上書く - プログラミングを勉強する
→毎日、テキストを1文以上読む
習慣が身についてきて、「簡単すぎる」と感じてきたら、別の目的を増やしながら、難易度を上げていくと、大変よい習慣を身につけることが可能です
- 読書する
→毎日、1ページ以上読む
→毎日、10ページ以上読む(有益な情報や文章力を獲得するためにやる) - ブログを書く
→毎日、1文字以上書く
→毎日、10文以上書く(文章力向上やアウトプットして記憶に残すためにやる) - プログラミングを勉強する
→毎日、テキストを1文以上読む
→毎日、コードを1行以上書く(仕事を楽にするためにやる)
究極的には、辞められないような仕組み化ができれば最高です
習慣を身につけたいなら、大事なのは完璧を求めることではなく、繰りかえしから始めることだ。新しい習慣について、あれこれと未来の計画を立てる必要はない。必要なのは、実行することだけだ。
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習慣を毎日続ける方法
習慣を身につける方法を実践しても、多くの人にとっては、新しい習慣を身につけるのは困難
そこで、次のことも併せて実践すると、より習慣を身につけやすくなります
- 習慣の記録を付ける
- 2回以上さぼらないよう
- 改善し続ける
順番に解説していきます
記録を付ける
習慣を実行した記録を付けると、自然と続けたくなります
理由は、”はっきりさせる”と同じで、視覚的に成果がわかると、人はそれを続けたくなるため
実際、私も毎日手帳に作業時間を記録するようにしてから、習慣化が得意になりました
記録するのは面倒ですが、自分が楽に続けられる記録の付け方を探して、やってみることをオススメします
習慣の成功をひとつ記録するたびに、達成感を得られる。さらに習慣トラッカーは、なりたいタイプの人に票を投じているという証拠になる。これは嬉しいもので、すぐに得られる本質的な喜びだといえる。
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2回以上さぼらない
「2回以上さぼらない」と決めると、習慣が止まってしまったときに、再開しやすいです
特に社会人の方は、習慣を実践する時間がない時もあります
しかし、たった一回でもできなかったという事実が、習慣を辞める、大きなきっかけにもなり得ます
そこで、「2回以上はさぼらない」と決めておくことで、途切れることなく、習慣を続けやすくなります
誰でも成果がでなかったり、トレーニングができなかったり、仕事がうまくいかない日があったりする。でも成功する人は、失敗してもすぐに立ち直る。習慣が途切れても、早く再開できたら問題ない。
調子の悪い日(または忙しい日)に、やろうとするだけでも、どれほど貴重か気づいてほしい。
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改善し続ける
あなたにとって、「ちょうどいい難しさ」の習慣になるよう、改善し続けると、継続しやすくなります
理由は、自分の能力に合った作業をする時が、もっとも集中しやすく、モチベーションが沸きやすいため
ゲームやスポーツで、自分と同じくらい強い相手と勝負するのが、もっとも楽しく、集中しやすかった経験はありませんか?
習慣を継続すると、あなたは次第に成長します
その成長に合わせて、習慣の難易度を調整することで、飽きることなく、続けることができます
改善は微妙なバランスを要する。やる気を失わないように進歩しつづけながら、自分を限界へ追い込む挑戦をつねに探さなければならない。行動が魅力的で満足できるものであるためには、新鮮さを保つ必要がある。変化がなければ、退屈してしまう。そして、おそらく退屈こそが、自己改善の追求における最大の敵だろう。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
それでも、習慣を続けるのは難しい
とはいえ、習慣を毎日続けることは、非常に難しいです
理由は、いまは人間の本能をつよく刺激する商品や仕組みが、世にたくさんあるため
あなたが始める習慣よりも、何倍も面白く感じるものがたくさんある環境で、新しい習慣を続けるのは非常にむずかしい
そのため、習慣は途切れるものと思って、くじけずにいつでも再開できるような心構えをしておくと、習慣を続けやすいです
たしかなのは、もし習慣を始めて続けられるようになったら、やめたくなる日があるということだ。
でも、それをするのが面倒だったり、苦痛だったり、うんざりするときに、さらに力を入れて行うなら、それがプロとアマチュアの違いをもたらす。
わたしも、やりたくないトレーニングがたくさんあったが、やって後悔したことはない。書きたくない記事がたくさんあったが、スケジュールどおりに投稿して後悔したことはない。リラックスしたい日がたくさんあったが、自分にとって大切なことに取り組む努力をして後悔したことはない。
優れた人になる唯一の方法は、同じことの繰りかえしに、いつまでも魅了されることだ。退屈に恋をしなければならない。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
まとめ:あなたの人生のバイブルにオススメ
『複利で伸びる1つの習慣』は、次のような人にオススメ
- 「新しいことに挑戦したい」と考えている
- 日々、「現状から抜け出したい」と思っている
- 新しいことを、続けられない
間違いなく、実践したら人生変わる本です
”習慣”という、人が必ずとる行動を変える、具体的な方法を学ぶことができます
この本を読んで習慣を変えることで、人生を変えていきましょう
小さな変化で生活をすっかり変えられるだろうか?できそうにないと、あなたは答えるだろう。でも、もうひとつ変化させたらどうだろう?さらに、もうひとつ変化させたら?もうひとつでは?ある時点で、自分の生活は小さな変化によって一変したと認めざるを得ないだろう。
いつまでも成果を得つづける秘訣は、改善するのをやめないことだ。やめないだけで、驚くほどのものを築くことができる。仕事をやめなければ、驚くほどのビジネスを築ける。トレーニングをやめなければ、驚くほどの身体になれる。学習をやめなければ、驚くほどの知識が身につく。貯蓄をやめなければ、驚くほどの財産になる。親切にするのをやめなければ、驚くほどの友情が生まれる。小さな習慣はただ加算されるのではない。複利で大きくなっていく。
これが、最小習慣の力だ。小さな変化が驚くべき成果をもたらす。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣