
- 成功する秘訣を知りたい
- いつまで頑張り続ければいい?
- 流行に乗っていいのかわからない

クラウドワークスで最年少役員を務めた成田修造氏の著書『逆張り思考』は、どこで、どこまで頑張るか教えてくれます
- 競争が不要な場所を見つければ、成功できる
- 459回やってから、あきらめる
- 459回もしなくとも、PDCAを回せば4,5回で成功できる
はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します
この記事は、史上最年少役員として上場を経験した成田修造氏のメンタリティーがわかる『逆張り思考』の書評になります

459回やることの源流は、成田修造氏ではないですが、本書で紹介されている中でも印象的だったので、本記事でご紹介
この記事は、私個人の要約・書評になります
作者の意図と異なる解釈があることは、ご了承ください
そのため、この記事を読んだ後は、ご自身で本を読むことをオススメします
「自分はなぜ、その仕事をしたいのか?」「どうしてその職場で働きたいのか?」を明確にし、その目的意識にそって仕事を選択する。そして、できるだけ人と無駄に競争しない方法を考えることが大切です。
逆張り思考
成功するには459回やってみる

成功には459回の試行が必要な理由は、次の3つ
- 成功確率1%が99%になる
- 自分の強みがわかる
- 毎日のモヤモヤがなくなる
順番に解説していきます
成功確率1%が99%になる

成功確率1%のことでも、459回挑戦すると成功確率は99%を超えます

単純な計算式で、成功確率は計算可能
ただ、459回は多く感じる方も多いと思います
そのため、目標設定し、試して、失敗するごとに振り返り、次はよりよい方法で試す
これを繰り返すことで、1回の成功確率を2%、3%と上げ、459回も試行せずとも、成功できます
以前、ユーグレナ創業者の出雲充さんに、
「成功確率1%の賭けごとも、100回やれば6割の確率で当たるんだよ。459回やれば90%の確率で当たるんだよ。失敗とか、459回やってから言え」
と教えていただいたことがあります。
人生において大切なのは「失敗しない」ことではなく、
「失敗したあとに、すぐに次に行く」
「失敗したあとに、もう一度チャレンジする」
ことです。
つまり、行動の量を増やすこと。
そのためには、失敗の事実を受け止め、素早く反省し、
「失敗の教訓を生かして取り組めば、次は必ず成功する」
と、自分に言い聞かせることが大事です。
逆張り思考
成功率を上げるにはまず目標設定

1回ごとの成功確率を上げるには、まず目標を決めましょう

目標がないと、行動後の振り返りと改善ができないため
目標は、定量・定性のどちらでも可能
例えば、定量の場合は”毎日15分勉強する”、定性の場合は”頭がいいと言われる”など
次に振り返りの方法は、定量な目標においては、数値で評価・良かった点/悪かった点を書き出します

書き出すことで経験を視覚化できるので、改善策を立てやすくなります
いきなり定量的な目標を設定するのは難しい方は、まずは定性的な目標でもいいので、ひとつの目標を決めてみましょう
自分の強みがわかる

459回挑戦し始める時から、やる過程で、自分の強みを知ることができます
理由は、挑戦への過程で、知識が増え、自分を表す言葉を見つけることができるため

というのも、自分の強みがわからないのは「知識が足りない」ためとされています
また、自分の個性や強みは、挑戦してみなければ認識もできません
例えば、私自身をあらわすキーボードは、次のようになります
- 機械
- 効率化
- 習慣化
- 遊び心
- テクノロジー・システム化への好奇心
目標挑戦への過程で、あなたがピンときたこと・ワクワクすることを知り、強みを明らかにしていきましょう

また、挑戦する中で、嫉妬やコンプレックスを感じる場面も増えますが、その気持ちは受け入れてしまってよいです
理由は、向上心と、自身の伸びしろに繋がるため
自分の強みがわからないのは、「知識が足りない」から
逆張り思考
仕事選びにも役に立つ

自分の強みを知ることは、仕事選びに悩んでいる方にも役立ちます
理由は、自己理解が深まることで、あなたの目標や夢、ありたい姿にあった仕事を選ぶことが可能
例えば、”変化と成長”が自分の強みの場合、変化の激しいコンピューターサイエンス分野で活躍できそう、ということがわかります

腰を据えてじっくり学ぶスタイルがあっている方は、重工メーカーもおすすめです
仕事に限らず、好きなことでも挑戦し続けることで、自分の強みがわかり、結果的に適職を選ぶことにつなげることも可能です
求めてくれる人と仕事をすることで、自分の成長スピードは加速する
逆張り思考
毎日のモヤモヤが減少する

目標を定めたうえで459回実行すると、毎日のモヤモヤが減少します
理由は、適切な目標設定ができていれば、毎日の行動に迷いがなくなるため
現在のモヤモヤの原因は、目標もなくスマホをいじり、目的もなくショート動画やSNSを見続けている可能性が高いです
目標を定めて、そのための行動指針を作ることで、迷いをなくし、日々のモヤモヤを減らすことができます

もちろん、目標を定めても、完全にモヤモヤがなくなるわけではありません
- 序盤は「本当にできるか?」「意味があるのか?」
- 中盤は「本当に成功するのか?」「このままやり続けてもいいのか?」
- 終盤は「このまま結果がでなければどうしよう?」
常に悩み続けます
しかし、いま感じている空虚感や、”本当にやりたいこと”ができていない感覚は、確実に減少します
目的意識や目標がはっきりしていれば、停滞していても、やがて必ず成果につながります。目標に向かって努力を積み重ねていれば、自分がイメージする結果はあとからついてくるものです。
逆張り思考
適切な目標の決め方

適切な目標は設定には、あなたの強みと個性に合った目標にするのが重要です

強みと個性にあった目標だと、目標に向かって挑戦するモチベーションが続きやすく、成長しやすくなるため
例えば、まずは10年後になっていたい自分を想像し、書き出します
そこから、5年後・3年後・1年後と、より具体的な目標に落とし込む

もしくは、日々の小さな目標を決め、積み重ねることでなりたい姿を算出する
好みで決めてOK
最初は目標を落とし込みきれなくても、まずはやってみて、修正していけばよいです
さらに、目標はバランスよく定めることができれば、なおよいです
家庭・友人・趣味・健康・キャリアと、バランスよく目標を立てることで、心身ともに安定します
目標はワクワクできるくらい高レベルでよいので、自分に合うと感じる目標を定めましょう

一方、小さな目標にわける時は、達成できそうなレベルにするほうが、モチベーションが維持しやすいのでおすすめです
成功に必要なのは才能ではなく”運”

成功には才能が不可欠であると感じますが、統計的には”運”のほうが必要と判明しています

作者がメンタルお化けに見えるため、成功に必要なのは結局才能か環境か、と一見感じます
が、実際には、才能がなくても運がある人の方が、成功することが多いです
ただ、運に恵まれるには、試行回数が多いことが必要です
そのためにも459回挑戦する
さらに自分の強み・好みを理解し、力を発揮する方法を考え続けることで、成功確率を上げるて”運”に恵まれる条件がそろえましょう
「量か?質か?」ではなく、「結果」にこだわる
逆張り思考
まとめ:459回やるつもりで挑戦し続けよう

- 459回挑戦することで、己を知り、スキルを手に入れ、運に恵まれやすくすることで、99%成功できる
- 挑戦のためにも、自分の強みと好みに合った目標設定をする
- 才能は成功には不要
環境や状況で、やらない言い訳はたくさん作ることができます
しかし「ちょっと面白そうだからやってみる」くらいの気持ちで、色んなことにチャレンジしてよいことを、本書は教えてくれます
怖がらずに飛び込む小さな勇気と、挑戦する意味を、『逆張り思考』を読むことで学んでみてはいかがでしょうか
459回ブログ記事を書く

