- モノが売れる文章を書きたい
- 好きな商品をうまく紹介したい
- 文章に自信がない
アメリカNo.1セールスライターが参加費数十万円のセミナーを文章化した『10倍売る人の文章術』は、あらゆる仕事で使える、実践的なライティング技術を学べます
- 記事の第1センテンスを読ませる
- 商品の魅力を伝えるには、知的好奇心が必須
- 読者の信頼を得ることが重要
はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します
この記事は、最強のコピーライティング本『10倍売る人の文章術』の書評になります
少々読みにくいですが、現在でも効果的なコピーライティングを学ぶことができます
この記事は、私の実体験も織り交ぜて書いてます
本の内容と違う解釈があることは、ご了承ください
このため、この記事を読んだ後は、ご自身で本を読むことをオススメします
この記事が、皆さんの悩みを解決する一助になれば幸いです
本書を通じて私が語るのは、効果的な文章やコピーを書き、最終的な目標―すなわち「苦労して稼いだお金を商品やサービスと交換してもらう」―を達成するということ。本当にシンプルなことです。
10倍売る人の文章術
第1センテンスを読ませれば10倍売れる
ブログで言えば、最初の1文を読ませることが、売れる文章の秘訣
理由は、記事を最後まで読んでもらえるよう、”滑り台効果”を引き起こすため
滑り台効果とは、文章を読み続けたくなる心理的効果
読者に動いてもらうには、滑り台効果を引き起こして、記事を最後まで読んでもらう必要があります
滑り台効果を引き起こすには、最初の一文で引き込むことが重要
ブログ記事の場合、タイトル、もしくは記事内容の最初の1文が、第1センテンスになり得ます
またブログにおいては、記事を最後まで読まれた場合、ブログ全体の回遊にもつながります
記事そのものはもちろん、ブログ全体を読んでもらうためにも、魅力的なタイトル・引き込まれる第1センテンスを書くことが重要です
コピーの第一センテンスを読ませる。広告のあらゆる要素はそもそも、このたったひとつの目的のために存在する。
10倍売る人の文章術
第1センテンスが読まれる秘訣は、次の3つ
- 文章を短くする
- ドロップキャップ（最初の1文字だけ大きい）を採用する
- わかりやすい文章にする
シンプルですが、それゆえ奥が深くて難しいです
また、残念ながら裏技のような方法はなく、上記3つを満たせるよう練習を重ねて、読者に効果的な第1センテンスを作り上げるしか方法はありません
伝えるのは商品の”コンセプト”
文章で伝える内容は、商品の情報ではなく、”コンセプト”であることを理解しておきましょう
理由は、読者の目的は”商品で問題を解決すること”のため
”ベネフィット”とも呼ばれ、商品を買うことで手に入る、価値や利益のこと
読者が求めているのは、商品そのものではなく、商品を使って解決したいことです
例えば、”世界一軽い”、”工程が複雑”など
このコンセプトが、顧客のニーズに合致することで、商品は売れます
記事で読者の目的を達成できるよう、単なる情報ではなく、商品やサービスで手に入る本当の価値を伝えるようにしましょう
コンセプトは、自ら作ることも可能です
例えば、「あの人が選ぶ！ベストセラー一覧」として、あらゆるジャンルの本が紹介するなど
私が伝授するコピーライティング原則のなかでも、最も重要で基本的なことをお教えするのが本章です。実際、この点さえ理解できれば、お客を爆発的に増やす文章を書くためのコツをひとつ身につけたといえるでしょう。
◆ルール6◆
10倍売る人の文章術
つねにコンセプトを売ること。商品やサービスを売るのではない。
顧客と商品の理解を深める
お客さんと商品について、理解を深めましょう
理由は、お客さんが本当に欲しいモノに対して、適切な商品を紹介するため
お客さんが真に求めていることを知り、ニーズを把握
そのニーズに合致する商品をオススメするためにも、商品理解を深めます
顧客理解が難しいならば、「自分が顧客ならば、求めているのは何か？」と考えてみましょう
商品理解が大変ならば、自分の得意な分野から攻めてみるのも有効です
お客と商品について知り、商品説明の説得力をあげることで、売れる文章に近づけることができます
「競合商品について調べ上げたうえに、この商品のことは何から何まで承知しています。これは間違いなく最もおトクな商品です」と言われたら、たしかにそのとおりだろうと信頼を置くのは当然です。
10倍売る人の文章術
10倍売るには常に疑問を先回りする
売れる文章の基本は、常に相手の疑問に先回りして、答えを示すこと
理由は、売るための文章を読む読者は、常に「本当にこれを買うのが正解か？」という疑問を持っているため
この疑問に回答し続けるには、顧客と商品の理解が必要不可欠です
また、読者は基本的に質問ができません
それを逆手にとり、読者の質問を誘導することが可能です
例えば、次のような商品紹介の流れになります
- 第1文興味をひく
最初の1文で、読者がワクワクするような、興味をひく文章を示す
例）～はあなたの感情をかき乱す - 第2文独自性がわかるストーリー
似た商品との違いをストーリーで表現する
例）～は、いままでとは異なる特殊な手法で作られた - 第3文独自性を示す
なぜ違うのか、どのように違うのか、説明する
例）通常の手法の欠点を補い、かつてないほど性能が向上した - 第4文購入するための説得
欲しくなった読者に、買い方やお得な情報を与えることで、納得して購入するきっかけを与える
例）セール時は10%オフで購入できます - 第5文購入後の不安を解消する
購入後に後悔しない保証や、アフターサービスを細かく示す
買い方がわかった読者は、購入後の後悔と懸念を持つため解消するため
例）3か月まで返品無料！さらに3年、自然故障は無料修理サービス
コミュニケーションがとれない文章だからこそ、常に質問を予想し、文章で答えていくことで、疑問を解消することが、売れる文章になります
ブログであれば、Q&A方式の文章も有効です
コピーで提示するアイデアには論理的な流れが必要である。見込み客の質問を予期し、あたかも面と向かっているかのようにそれに答えなければならない。
10倍売る人の文章術
10倍売れるような、読者の疑問に答え続ける、最高のコピーライティングを実現する方法は、次の3つ
- 何度も書き直す
- シンプルにする
- アフターサービスを伝える
順番に解説していきます
何度も書き直す
文章は、何度も書き直す前提で、作業しましょう
理由は、何度も書き直すことで、最高のコピーライティングに育つため
プロの作家やライターでも、最初の1発書きで、最高の文章はできません
何度も推敲を繰り返すことで、ベストな文章になっていきます
まずは一通り完成させた後で、読み直し、修正することで、最高の文章に近づけていきましょう
字数の削減、適切なリズム感、主張→理由の順序の徹底は、長い時間をかけて、少しずつやっていきましょう
最高の文章に近道はありません
編集作業を経て初めて、手つかずの感情のほとばしりが、見込み客と完璧に共振する、洗練され調和のとれたメッセージへと変身する
10倍売る人の文章術
シンプルにする
どんなに複雑な商品でも、シンプルな説明にするよう心がけます
理由は、わかりやすい説明にすることが、最も読者に親切な文章になるため
例えば、スマホやの説明は、”××プロセッサ搭載”、”○○製センサ搭載”など、意味がわかりにくい用語も多いです
しかし、”業界トップクラスの動作速度”、”一眼レフ並みのカメラ画質”のような謳い文句だと、多くの人に理解しやすい表現になります
コピーを最後まで読んでもらうためにも、わかりやすく、短く、やさしい言葉で、商品の本質が伝わるように試行錯誤しましょう
応用テクニックに、単純な商品は、複雑な説明をする手法もあります
例えば、革靴は、機能は靴として履くこと以外ありません
そのため、”～産の革を使用”、”類を見ない～製法”など、多少難しい用語も、用語説明とともに記載することで、商品購入の説得力を増やすことが可能になります
何よりも、編集作業をしながら「もっとシンプルな言い方がないか？」と自問すること。
10倍売る人の文章術
アフターサービスを伝える
商品を買っても後悔しないことを保証するために、アフターサービスを詳細に説明します
精密機器のような、高級品でも不良品が発生しやすいものほど、有効です
例えば、腕時計やカメラのような精密機器
それ以外にも、ネットショッピングではわかりにくい、靴のサイズ交換にも有効
また、購入者にとって面倒な保証・返品手続きは、簡単に済むように伝えることができればベスト
読者の買うことへの不安をなくすためにも、消費者目線で、アフターサービスは入念に記載しましょう
商品の欠点や、気になるところも明記すること
どんな商品にも、不満・不安は起こり得ります
事前に明記し、可能であれば解決策も提示できれば、読者の不安をなくすことに繋がります
10倍売れる文章にする方法
10倍売れる文章にする、具体的な方法は次の3つ
- 読者が共感できるように書く
順番に解説していきます
読者が共感できるように書く
読者の心に寄りそい、共感してもらえるような文章を心がけましょう
理由は、文章で読者に、商品の魅力を最大限理解してもらうため
読者には、文章と画像だけで、商品を知ってもらう必要があります
そのため、実際に商品を手に取り、使っている場面を想像できるような、読者が共感しやすい文章がベスト
例えば、読者に対して「あなた」、「私たち」と呼びかけ、当事者意識を植え付けます
その上で、商品購入から使いはじめるまで、わかりやすく伝えることで、読者が商品を手に取るイメージをしやすい表現にします
商品に魅力を感じているあなた自身に、読者が共感できる文章を書くことが、もっとも魅力が伝わる表現方法です
基本は、読者に正直かつ誠実に、情報を伝えることが、共感を引き起こします
売り上げについて考えることも重要ですが、最優先事項は”読者のタメになること”です
消費者は賢明です。あなたが思う以上に賢明であり、ひとりよりも全体としてのほうが賢明です。
10倍売る人の文章術
商品の価値を証明する
あなたのオススメ商品に、買う価値があることを証明します
価値は”コスパがいい”、”ハイスペック”、”ベストバイ”など、私たちがつい買ってしまう買い文句を証明できれば、価値の証明になります
理由は、大量の商品がある現代では、商品の価値を知らなければ売れないため
例えば、同じ値段・性能の商品が2種類ある場合、「あなたのオススメ商品を買う価値」に読者が納得しなければ、買いません
読者が「買いたい」と納得できるよう、価値を証明するのが、書き手の仕事です
流行にのることも重要です
今の時代に流行っている者は、比例して価値も上がっています
流行は予想はできませんが、定期的に最新情報に触れることで、把握しておきましょう
”予防”ではなく”解決”を売る
商品紹介する場合、その商品で”解決”できることを主張します
理由は、”解決”は「購入者の問題をなくす」という利益が確定しているため
”予防”は、利益が手に入るのかわかりずらいです
さらに、利益になったとしても未来の話
購入者としては、買う意味を見出しにくいです
例えば、”スマホのバッテリー持ちが悪い”問題をすぐに解決できるのはモバイルバッテリー
予防は、充電速度や量の制御機能がついたコンセント等が該当します
売る側・買う側にとって、早くてお手軽なモバイルバッテリーの方が、売りやすいことが感覚的にわかります
その商品で解決できることを、全面に押し出すことが、売り上げに繋がっていきます
予防策を売るよりも解決策を売るほうが断然簡単である。ただし、予防策が解決策と見なされる場合や、予防策の治癒的な側面が強調される場合はこの限りではない。
10倍売る人の文章術
選択肢は減らす
種類が多い商品は、選択肢を減らしてオススメします
理由は、人は選択肢が多いと、買い控える傾向があるため
例えば、カラー展開が多いことは、好きな色を選べるメリットがある一方、購入者が選ぶことに疲れて、買わない行動に繋がりかねません
カラー展開の多い商品は代表カラーのみ紹介して、他は公式HP参照とすることで、購入者の選択疲れを軽減しましょう
シンプル・イズ・ベストである。顧客に提供する選択肢が多すぎるのは危険である
10倍売る人の文章術
売れる文章を書くには”知識”を求めること
売れる文章を書くには、書き手には知的好奇心が必須です
理由は、知的好奇心があれば、売りたい商品に詳しくなり、その魅力を多く語ることができるため
他の商品との違いを知ることにも繋がり、その商品の魅力を的確に伝えることができます
特に、次のような幅広い一般的な知識から、ディープな具体的知識まで知ろうとする姿勢が、売れる文章を書くことに繋がります
知識を求める姿勢を身につけて、売れる文章を書けるようになりましょう
優れた文章が書ける人の条件とは、知識欲、大いなる好奇心、豊かな経験、そして仕事を面倒くさがらないことです。
10倍売る人の文章術
まとめ：最初の1文で引き込めれば10倍売れる
10倍売れる文章にするには、次の3つが重要です
- 記事の第1センテンスを読ませて、滑り台効果を引き起こす
- 何度も書き直し、シンプルかつ読者の共感を得る最高の文章にする
- 10倍売れる文章力は、知的好奇心で鍛える
10倍売れる文章力を身につけるためにも、ぜひ『10倍売る人の文章術』を読んでみてはいかがでしょうか
実際に10倍売れる文章力を身につけるには、実践が必要不可欠
オススメは、ブログを書くこと
ブログを書きながら、本書の内容を実践することで、売れる文章の書き方が身に付きます
さらに、書き続けることで、読者の信頼を得て、さらなる売り上げも見込めるので一石二鳥
コピーライティングとは、そもそも、”自分の考えを整理したうえで、それを紙に書き出す”というメンタルな作業だということ。ベストな方法というものはありません。あるのは、各自に適した方法だけです。
しかし、まずはとにかくやってみること。それが一番です。紙とペンを手にして書いてみることです。何度も繰り返せば、必ず上達します。
10倍売る人の文章術