はじめまして。メーカーで機械設計をしているベルと申します!
この記事では、アメリカを代表する一流作家の、書く技術を学べる本『書くことについて』をご紹介します
『書くことについて』を読むと、
- 何を学べる?
- どんな人が読むべき?
- 文章力向上に役立つ?
『書くことについて』は、次のことを教えてくれます
- 文章力の上げ方
- 書く作業の方法
- 書く姿勢
書く仕事をする人・仕事で書く機会がある人にオススメ
”機械設計”という仕事でも、書く機会はそこそこあり、文章力向上に役立ちました
この記事は、私の実体験も織り交ぜて書いてます
本の内容と違う解釈をしている箇所があるのは、ご了承ください
そのため、この記事を読んだ後は、ご自身で本を読むことをオススメします
この記事が、皆さんの悩みを解決する一助になれば幸いです
作家になりたいのなら、絶対にしなければならないことがふたつある。たくさん読み、たくさん書くことだ。私の知るかぎり、そのかわりになるものはないし、近道もない。
書くことについて
大量の読み書きが上達の秘訣
文章上達は、”たくさん読み、たくさん書くこと”が一番の近道
スティーブン・キングでも、小説家になるには”たくさん読み、たくさん書くこと”は、絶対にしなければならないと書いています
あなたは、「小説家になりたい」とは思っていないでしょう
しかし、われわれ社会人は、文章を書くことは頻繁にあります
仕事だけでも、文章を書く機会はあるはず
その時、「文章がうまく書けない」と悩んだことが、一度はあるのではないでしょうか
”よく読み、よく書く”ことで、その問題は解決できます
理由は、次の通りです
”よく読み、よく書く”が上達につながる理由
”よく読み、よく書く”ことが、文章上達に不可欠な理由は、次の3つ
- 自分の文章の欠点に気づくため
- 伝わる表現を身につけるため
- 日ごろの書く姿勢が重要なため
順番に解説していきます
自分の文章の欠点に気づくため
たくさんの本を読むことで、文章の悪いところに気づけるようになり、文章力向上につながります
たくさんの本を読むと、悪い文章に触れる機会が増えます
その結果、”悪い文章のだめな理由”がわかってくるため、自分の文章の悪いところが見えるようになります
その結果、自分の文章の悪いところは消え、文章力向上につながります
伝わる表現を身につけるため
表現方法を身に着けることで、作文の幅が広がり、伝える力が上がります
理由は、言葉にしがたいことを、言葉にできるようになるため
実際に、『書くことについて』も、作者の地元では通じるであろう比喩表現が、多用されています
たくさん読むことで、さまざまな表現方法を知り、さらにそれを書くことで、伝えられなかったことが伝えられるようになっていきます
結果として、”書く”という行為が楽になり、伝える力の向上速度も、どんどん早くなります
日ごろの書く姿勢が重要なため
”よく読み、よく書く”のを繰り返すと、自然と文章力も向上します
その理由は、”よく読み、よく書く”ことにリソースを割くわけですから、いやでも”書くこと”について考えるようになるため
例えば、会社の社内メールに、「適当に返そう」と返事を書き始めるとします
最初は適当な気持ちですが、メールを書くにつれて、「本当にこの文で大丈夫だろうか?」と思っていることがあります
このように、時間をかければ、自然と文章に向き合うようになります
作者も、「いい加減な気持ちで原稿用紙に向かってはならない」と書いていますが、「動機は問わない」とも書いています
どんな理由であれ、普段から”よく読み、よく書く”よう意識すると、文章術の本が気になったり、他人が書いた文章について考える癖のようなものが身に付きます
結果として、日頃の書く姿勢が、文章力向上につながります
こういった”姿勢”が大事なのだと、私はこの本から読み取りました
大量の読み書きを行う方法
ここで、『書くことについて』で紹介されている、”たくさん読み、たくさん書く”方法をご紹介
その方法は、読み・書きともに、スキマ時間を有効活用すること
具体的な内容は、次の3つ
- スキマ時間に読む
- 細切れの時間でも書く
- はじめることができたら続けられる
順番に解説していきます
スキマ時間に読む
スキマ時間に読むために、常に本を携帯しましょう
現代では、スマホは常に持ち歩いていると思うので、KindleをインストールでもOK
あらゆる待ち時間や、休憩時間に本を読むことで、”たくさん読む”を実現できます
スキマ時間に、スマホでKindleで読むことができれば、最高です
まずは、SNSではなく、Kindleを開くことから始めてみませんか?
読書は作家の創作活動の中心にある。私はどこにでも本を持っていく。読む機会はいくらでもある。大事なのは、本は一気読みだけでなく、ちびちび読むのも悪くないということを学ぶことだ。
書くことについて
細切れの時間でも書く
まずは5分だけでも、とにかく書き始めましょう
書く作業は、腰を据えて・長時間も必要ありません
実際、小説家や著書の方には、1日のうちで書く時間はそこまで長くない方もいるそうです
書ききる必要はないので、まずは書き始めることを意識してみましょう
実際、私も腰を据えて長時間書いているときより、何日かに分けて書くほうが筆が進んでいます
私のみたところでは、どんな邪魔が入ろうが、気をそらされようが、実際のところ、仕事に大きな支障が出ることはない。逆に、そのせいで仕事がはかどることさえある。
書くことについて
はじめることができたら続けられる
スキマ時間にKindleで読み始めたり、書き始めることができたなら、続けることはそれ以上に難しくはありません
理由は、はじめることが、もっともハードルが高いため
ただ、具体的に続ける目標として、まずは3週間続けてみましょう
毎日短時間でもいいので、3週間続けると習慣が身につき、続けるのが楽になります
最終的には、”書くことは楽しい”と思えたら勝ちです
私も最初はスキマ時間の活用は苦痛でしたが、続ければ続けるほど、楽になっていきました
一番しんどいのは、なんでも最初だけです
いつだって始めるまえがいちばん怖い。
書くことについて
始めたら、それ以上は悪くならない。
まとめ:『書くことについて』知りたいならばこの本が最適
- よく読み、よく書くことが文章上達の近道
- スキマ時間を有効活用する
- まずは小さくてもはじめてみること
自分の読みたい本でいいから、たくさん読む
そして、自分の思ったことでもなんでもいいから、たくさん書きましょう
読んだ本についてSNSに書くのもいいですし、私と同じようにブログを始めるのもアリです
そうすることで、自ずとあなたの文章力は向上していきます
いずれ他者からの意見が耳に入ることもあると思いますが、そんなときは次の言葉を心に止めておくと、助けになるかもしれません
結局のところ、私がもっとも重宝するのはタビーの意見だ。私は彼女のために書いているのであり、誰よりも彼女に喜んでもらいたいと思っている。あなたが誰かのために書いているのなら、そのひとの意見に耳を傾けるのは当然だろう。意見を聞いて、そっちの方がいいと思ったら、その部分を書きかえればいい。世界のすべてを受け入れることはできないが、自分がもっとも大切にしている者を受けいれることはできる。そうすべきである。
(タビーはスティーブン先生の奥さんの名)
書くことについて
正直、読みづらい本ですが、あとがきから読むと構成が見えて読みやすいです
学びになる大事なことがたくさんあるので、読んでみてはいかがでしょうか
Kindleのセールのタイミングでは、500円前後になるようです