- 色々なことを、すぐに諦めてしまう
- 自分は才能がないと、強く感じる
- 自分には何も達成できないと感じる
成功は才能に依存しない、「やり抜く力」で決まります
- 「やり抜く力」=情熱×粘り強さ
- 「やり抜く力」は伸ばせる
『GRIT やり抜く力』を読むことで、「やり抜く力」を伸ばして、目標を達成しましょう
『GRIT やり抜く力』は、こんな人にオススメ
- なにも達成できる気がしない
- 自分には何の才能もないと感じる
- 何もかも、すぐにあきらめてしまう
GRITとは「やり抜く力」という意味
運動で例えると、持久力に近いです
はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します
この記事は、成功に欠かせない力を教えてくれる『GRIT やり抜く力』の書評になります
多くの人が辞めていく中、自分だけ続けて、いつの間にか一番になっていた経験を思い出しました
それを理論的に説明してくれています
この記事は、私の実体験も織り交ぜて書いてます
本の内容と違う解釈があることは、ご了承ください
このため、この記事を読んだ後は、ご自身で本を読むことをオススメします
この記事が、皆さんの悩みを解決する一助になれば幸いです
「やり抜く」ことができれば成功する
本書によると、成功とは、目標達成するまで「やり抜く」ことで実現するとされています
理由は、才能だけあっても、やらなければ成功は手に入らないため
また、努力してスキルを獲得しても、スキルを活かして行動しなければ成功には至りません
そのため、成功するにはスキルを獲得するまで「やり抜く」
スキルを獲得してからも、成功するまで行動を「やり抜く」必要があります
他人から見て、恐怖するほどこだわりを持って続けると、成功に近づきます
本書を読むことで情熱と粘り強さを獲得し、目標を達成するまで「やり抜く」ことができるGRITを獲得しましょう
「やり抜く力」が強いということは、一歩ずつでも前に進むこと。
GRIT やり抜く力
「やり抜く力」が強いということは、興味のある重要な目標に、粘り強く取り組むこと。
「やり抜く力」が強いということは、厳しい練習を毎日、何年間も続けること。
「やり抜く力」が強いということは、七回転んだら八回起き上がること。
「やり抜く力」は「情熱」+「粘り強さ」
「やり抜く力」とは、「情熱」と「粘り強さ」から成ります
大会で優勝した人や、厳しい訓練をクリアした人は、元々必要な能力が高かったから成功したわけではなかったそうです
「情熱」と「粘り強さ」だけが、必ずひとつの要因に
「やり抜く力」が発揮されるのは、あなたにとって何物にも代えがたい、重要なことに取り組んでいるとき
つまり、自然と「情熱」を持ち、「粘り強さ」を保つことができる状況が、「やり抜く力」を理想的に発揮できます
本書では、「情熱」は「哲学」ともされています
ここで言う「哲学」は、自分の人生の方針のような意味
大きな目標を達成するための小さな目標が、ひとつ残らずつなげるには、自分にとって譲れない哲学を持つことで、可能となる
才能があっても、その才能を生かせるかどうかは別の問題だということだ
GRIT やり抜く力
「やり抜く」のに必要なのは才能・スキル・2倍の努力
「やり抜く」のに必要なのは、才能とスキル
それらを最大化するための、努力です
理由は、成功するには、必要なスキルを身につける「努力」が必要
さらに、そのスキルを生かして、成功に近づくためにも「努力」が必要なため
達成の方程式が、次のようになっているため、努力は2倍重要になります
- 才能×努力=スキル
- スキル×努力=達成
才能がなくても問題ない、とは言いません
ただ、才能はあくまでもスキルを獲得する速度を決めるファクターの一つ
才能は、スキルを獲得する1要素でしかない、という点が重要
才能がなくても、努力すれば、ある程度のスキルを獲得可能
また、ある程度のスキルでも、努力次第で目標達成可能とも言えます
つまり、「やり抜く力」が必要とする、もっとも重要な要素は「努力」です
たしかに才能は生まれつきのものだ。だがスキルは、ひたすら何百時間も何千時間もかけて身につけるしかない
努力をしなければ、たとえ才能があっても宝の持ち腐れ。
努力をしなければ、もっと上達するはずのスキルもそこで頭打ち
努力によって初めて才能はスキルになり、努力によってスキルが生かされ、さまざまなものを生み出すことができる。
GRIT やり抜く力
「やり抜く力」の伸ばし方
「やり抜く力」を伸ばす方法は、次の3つ
- 興味を持つ
- 意図的な練習する
- 目的を意識する
順番に解説していきます
「やり抜く力」は才能も影響しますが、後天的に伸ばすこともできる
興味を持つ
自分が心から楽しめる、興味が沸き出てくることに取り組みましょう
理由は、「やり抜く力」で重要な、「情熱」を維持し続けるため
好きでもないことは、やり抜くことはできない、と言う理屈です
ただ、興味を持つと言っても、これからはじめることは、好き・嫌いの判断が必要です
そのため、まずはいろいろチャレンジしてみて、しばらく続けてみる
その後、「少し興味があるかも」となれば、さらに続けてみましょう
続けるかどうかの基準は、「周囲の人の応援があれば、興味を持ち続けることができるかも」くらいで十分
自分の興味のあることを、仕事につなげることができるものは限られています
しかし、チャレンジしてみれば意外と見つかるので、まずは興味を持てそうな様々なことに、取り組んでみましょう
自分の興味があることを掘り下げるにしても、練習に励み、研究を怠らず、つねに学ぶなど、やるべきことは山ほどある。だからこそ言っておきたいのは、好きでもないことは、なおさらうまくなれるはずがないということだ
「必死に努力する以前に、まずは楽しむことが大事」
GRIT やり抜く力
意図的な練習をする
興味を持てることが見つかったら、目標を達成する意図がある、練習を実行しましょう
本書で言う”練習”は、ひとりでじっくり向き合うような、つまらない練習を指します
たまに指導を受けるのも有効ですが、ひとりでじっくりと練習することが、目標達成で重要とされています
理由は、より良くなることを意識した練習をしなければ、上達速度が下がるため
例えば、「1万時間練習すれば一流になれる」という説もありますが、これはあくまでも平均で、意図的な練習をすれば短縮可能
一方で、無意味な練習をしてしまうと、1万時間以上かけても一流にはなれません
目標を達成するには、どれだけ好きなことだとしても、つまらない”意図的な練習”も行う必要です
著者の調べでは、世界レベルのアスリートでも、”意図的な練習”は、連続で最大1時間
休憩をはさんで、3~5時間が限界らしいです
小さな弱点の克服をこつこつと積み重ねていくことが、驚異的な熟練の境地に至る道なのだ努力あるのみ。楽しくなかろうが、とにかくやるべきことをやるんだ。だって結果を出したときは、信じられないほどうれしいんだから
GRIT やり抜く力
目的を意識する
やり抜くには、目的意識を持つことが重要です
理由は、目的が無ければ、”意図的な練習”を含め、「やり抜く」ことが困難なため
例えば、「なぜそれに取り組むのか?」自分が理解していれば、努力を続けることができる可能性が上がります
自分自身が「なぜそれに取り組むのか」がわからない状態では、続けることは不可能と言っていいでしょう
やり抜くことを探すために、色々なことにチャレンジする段階では、目的意識は不要です
しかし、しばらく続けることができた後には、目的を定めることも考えて、引き続きチャレンジしていきましょう
目的は、他者貢献できるようなことが理想
「目的」というのは「なぜそれに取り組むのか?」という質問に対して、自分なりに出す最終的な「答え」
GRIT やり抜く力
あとは、いい意味で楽観的であれば、継続しやすくなります
挫折することや、調子が出ない時も「まあ何とかなるか」と思えるだけで、「やり抜く」まで行動し続けることが可能です
才能のせいにする人生はやめとけ
目的を見つけられることや、やり抜くことができるのは、本人の努力によるものが大きいです
成功した人に向かって、「あなたは才能があるから…」と、才能のおかげにするのはやめましょう
言う方も、言われた方も、気持ちよくはありません
理由は、良くも悪くも、才能のおかげにすることは、現実から逃げることでしかないため
例えば、成功しても失敗しても才能のせいにすると、「努力」の重要性の認識が低下します
才能があろうと、最終的には、努力がなければ目標達成はあり得ません
少し体育系になりますが、才能のせいにするのではなく、自分の努力で道を切り拓いていきましょう
このような体験談から得られる教訓は、才能じたいは素晴らしいものだとしても、才能を測定するテストはどれもうさん臭いということ。
もうひとつの教訓は、「才能」に目を奪われてしまうと、同じかそれ以上に重要もの、すなわち「努力」に目が行かなくなるということだ。
GRIT やり抜く力
まとめ:理論的に「努力」が目的達成で重要
『GRIT やり抜く力』は、次のような人にオススメ
- 目標はあるが、達成できなくて悩んでいる方
- 「やり抜く力」を身につける方法を知りたい方
- 才能がないことに悩んでいる方
理論的に、「やり抜く力」を身につければ、ほとんどの目標を達成できます
「やり抜く力」を身につける方法は、『GRIT やり抜く力』を読むことで伸ばす
そして、目標を達成できる「やり抜く力」を手に入れましょう
嬉しいことに、「やり抜く力」は基本的には人生経験を積めば成長するそうです
「やり抜く力」が高い集団に属することで、伸ばすことも可能
そのため、新しい環境や新しいことなどお、様々なことにチャレンジしましょう
おとなになっても、大きな目標に向かって何年も鍛錬を積むあいだには、挫けそうになることもあるはずだ。そういうときにはどう考えればよいか、どのような行動をとるべきかを、本書は具体的に示している。
GRIT やり抜く力