発音本の代表作として必ず名前の挙がる”英語耳”の使い方に「付録CDについての音読を100回以上は繰り返してほしい」と書かれています。
これを読んだ時、私は「つまり100周したら効果があるんだろうな?」と感じ、自分自身が100周して効果を検証してみました。
英語耳を100周してどのような効果を実感できたか、何ができるようになり、何が変わらなかったのかをこの記事で書いていきます。
英語耳の内容についてはこちらの記事でご紹介しています。
英語耳100周の効果は?
英語耳100周した結果、リスニングの負担が軽減されたように感じました。
具体的な変化は次の通りです。
- TED TALKや電車の車内アナウンス(英語)で単語が以前よりも聞き取れる
- 英会話で相手の声が以前よりも聞き取れる
TOEICのような点数が出るもので定量的に皆さんに効果を伝えることができればベストだったのですが、英語耳100周開始前後で受験していないため、自身の感覚的にどのような効果があったのかを記載しました。
以前は英語を流し聞きしている時は、どのような単語を発しているのか全くわかりませんでした。
自分の意識を英語を聴くことに集中させなければ全く聞き取れない…
しかし英語耳を100周した現在では、さほど意識しなくても「聴き取れているな」と感じる機会が圧倒的に増加しました。
そのため聴きとることに意識を集中させれば、以前よりもさらに多くの単語を聴きとれるようになりました。
つまり英語を聴くことが以前よりも楽になりました。
「発音できれば聞き取れる」を強く実感!
「意識すれば聞き取れるけど、意識していなければ英語の聞き取りはまったくできない…」と感じている方には非常に有効なトレーニングになり得ると思います。
私自身も同じような状況だったのですが、英会話を実践した結果、相手の言っていることが以前よりもかなり聞き取れていることを実感しました。
私が前回外国人と英語で会話したのは、英語耳をはじめる前であったため明らかに効果があると感じました。
今現在、英語を聞き取ることに苦労されている方にとっては、英語耳を100周することで間違いなく聞き取り能力は向上します。
英語耳100周したら英語の聞き取りが楽になる
一方で英語を話す際には、発音を意識しなければ正しい発音にはなりませんでした。
100周もしたら、無意識でも英語を発声する際には正しい発音になるかもしれないと考えていました。
しかしそんなことはなく、やはり意識していないとカタカナ発音になってしまっています。
ただ正しい発音の仕方は覚えていますので、あとは意識しながらスピーキングをして、徐々にでも無意識で発音が良くなるまで練習するしかなさそうです。
自分の発音は意識しないと改善しない
100周にかかった時間は?
期間としては133日、およそ4か月半かかりました。
最初は発音記号をひとつひとつ進めていき、通しで1周できるようになるまで3週間程かかりました。
2~5章を通しでできるようになってからは1日1周、慣れてきたら音声の再生速度を徐々に上げて、最終的には1日2周をコンスタントに継続。
たまに週1日だけ練習しない日もありましたので、最終的には133日とそこそこ日数がかかってしまいました。
100周をどのようにやったのか?
私は車通勤のため、車通勤中にスマホに取り込んだ音声を流してディクテーション(流れてくる音声の直後に自分も発音する)をひたすら繰り返しました。
英語耳を始めた直後は、前日に2~3個の発音記号の音声を予習し、次の日の通勤中ひたすらリピート、翌日は次の発音記号で同じことを繰り返す…と進めていきました。
そうすることで徐々に発音記号の話し方を覚えていき、最終的に一通りの発音記号の発声ができるようになったらあとはひたすらCDに合わせて発声練習。
これを毎日繰り返すことで100周達成しました。
また周回効率を向上させるため、発音に慣れてきたら再生速度を徐々に上げていきました。
使ったアプリはAudipoです。
英語耳は付属CDが付いてくるため、CD→PC→スマホに移して、Audipoで再生。
最初は1倍、慣れてきたら1.25倍、最終的には1.5倍速で再生し、2周を30分程度でこなせるようになっていました。
また本書で「100周以上するように」と書かれていたのは、英語の前発音記号の発音方法が記載されている2~4章のみでしたが、私は5章も含めて100周を目指しました。
英語耳100周した後に何をする?
発音の練習は本書でひとまず完了として、並行して実践していた瞬間英作文をどんどん進めるようにします。
英語耳を100周した後にDMM英会話を試してみましたが、やはり聴きとれる英語の量が増えたとはいえ、根本的に知らない単語はさっぱり理解ができません。
また、こちらから話すことができないと会話が成立しないため、次は”話すことができる”のを目標に学習を進めていきます。
英語を話す練習には、音読やディクテーションのような練習が不可欠。
英語耳で学んだ発音も意識して練習していくつもりです。
また、新たに次の本を始めようと考えています。
”読解特急”を実施する目的は次の3つです。
- 長文読解の練習
- それなりの長さのリスニング対策
- 単語・文法など総合的な英語力向上
今まで英語耳と瞬間英作文をしてきたため単語・短文の練習が続いていました。
つながった英語に慣れるためにも”読解特急”に挑戦しようと考えが至りました。
またTOEICの点数UPにも繋がればとも考えています。
まとめ:英語耳100周したらリスニングが楽になる!
英語耳を100周したら、英語の音を知ることができ、英語の聴きとりが楽になります。
また、英語耳を1周して次のような方にはぜひ100周を実践してみていただきたいと感じました。
- 発音の練習をしたことがない
- リスニングが伸び悩んでいる
- 集中しないと英語を聴きとれない
発音学習は英語のリスニングやスピーキングの基礎にあたります。
そのため、発音=基礎がおろそかでは、いくらリスニング練習を重ねても中々能力は伸びていきません。
リスニングが伸び悩んでいる方にはぜひ一度チャレンジしてみていただきたいと感じました。
英語耳100周を達成したら英会話で効果を体感しよう!
英語耳を100周できたら実際に英会話で効果を確認してみましょう。
練習の成果を確認するには実践で試すのがもっとも効果的。
”英語耳100周”という練習に対して、実践にあたる”英会話”は、いまはオンライン英会話 がおすすめです。
有名どころのオンライン英会話であれば最初は無料、またはキャンペーン価格で試すことができるため、お手軽に実践することができます。
英語耳を100周した結果、自分ができるようになったこと、自分にまだ足りないものを明確にするためにもぜひオンライン英会話にチャレンジしてみてください!
オンライン英会話は現在では数多くの企業から提供されていますが、私が実際に試したのはDMM英会話です。
有名どころであれば、講師のレベルやサービスの使いやすさも同レベルで優れていると思いますので、ご自分の気に入ったところをご利用していただければ問題ありません。
自分に足りないものを明確にすることで、次に何をしなければならないのか計画を立てやすくなります。
そのためにも、英語耳を100周したことで自分にどのような効果がでるのかオンライン英会話で試してみましょう。
英語耳を100周する前と後の両方でオンライン英会話をすることで、英語耳の効果を試すのもおすすめです。