はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します!
この記事では東大・京大で1番読まれた本『思考の整理学』をご紹介します
2024年4月に増補改訂版が発売されました!
- 学生時代のように、勉強だけでは太刀打ちできなくなってきた
- 「自分の頭で考えろ」と言われても、何をどうすればいいのかわからない
『思考の整理学』がその悩みに効果的です!
- 自分から問題提起する重要性
- あらゆる問題への取り組み方
について教えてくれます
こんな人にオススメ
- まだ本書を読んでいない学生・社会人の方
この記事では、機械設計という仕事をしている私自身が「これは役に立った!」と感じた本を紹介します
もちろん仕事以外でも役に立つ本も紹介していきます
自身の実体験も織り交ぜて書きますので、本の言い分とは異なるように感じる箇所があるのは、ご了承ください
そのため、この記事を読んでいいただけた後は、みなさん自身が本を読み、自分なりの解釈を入れて、仕事や人生に役立てていただければ幸いです
頭が冴えるのは朝
自分にとっての”朝”の時間を使うと、考えごとが捗ります
理由は、脳がリフレッシュした状態で、適度にリラックスしている、1日で最もパフォーマンスが高いため
午後に起きる人もいるかと思います
しかし、何時に起きようと、みなさんが”朝”と認識した時間であればOK
自分にとって”朝”と感じる時間に起きて、冴えた頭で問題について考えましょう
昼寝明けも、考えことにオススメです
難しい問題は距離をとる・簡単なものに置き換える
難しい問題に直面した時に、試すべきことは次の3つです
- アイデアを出した後に、数日おいて見直す
- 風呂や散歩をする
- 簡単なものを組み合わせる
例を交えて、解説します
【例題】考えても結論が出ない
ある程度考えても結論が出ないときは、思いついたアイデアはメモして一晩寝かせる
そして朝、見直すとスッと解決することがあります
ただ解決する朝は、翌朝とは限りません
次の日に取りくんで解決しなくても、焦らず、その次の朝にも継続的に取り組みましょう
【例題】アイデアや発想が出ない
長い時間、解決策が思いつかないときは、風呂に入るか、散歩をしましょう
この時、スマホからも離れること
思いついたことをメモするため、紙とペンだけ持っておきましょう
散歩や風呂といった、適度にリラックスした状態が、いいアイデアや発想を思いつくのに理想的な状態です
【例題】「なんでもいいから案出して!」と言われたが未熟な案しか出ない
まず、くだらない案でも紙に書き出す
書き出した案を組み合わせてみると、「それっぽい案」がいくつか出来上がります
「この世のアイデアは、既存の知識をいかにうまく組み合わせたか」でしかありません
新しいアイデアは、すでに出尽くしていると考えましょう
問題は、すでにこの世にあるモノをどのように組み合わせるか
組み合わせとなると、無限に存在します
自分の知っているものと、今求められている何かを色々組み合わせてみましょう
上司が求めてる「若手ならではの案」のようなものが出来上がります
ネットにない情報・知識を補いたい
自分の知りたい専門の本を集めるだけ集めて、一気に読む
機械設計のような、ネットの情報が不十分な分野は、本を集めてまとめて読むのが効果的です
『思考の整理学』では一気に読む時、メモを取らないことを推奨していますが、自分の必要としている知識や分野によって、臨機応変に対応しましょう
機械設計の場合は参照元がキーになることもあるため、メモを取っておくと役に立ちます
現代では、NotionやGoogle Keepといったメモアプリをフル活用するのもオススメ
必要な情報を体系的に整理して、情報を確保するようにしましょう
いい考えを思いついても忘れてしまう
めんどくさくても、メモや手帳にアイデアを書き留めましょう
私は手帳の空きスペースに、自分にしか読めない汚い文字で書き留めています
万が一誰かに見られても、自分以外に字が読めないため、恥ずかしくありません
書き留めておくことで、忘れたり、損した気分になることがなくなるため、ストレスフリーになりました
書き留めるのは手帳でもメモ用紙でも、スマホのメモでもなんでもいいです
裏紙でもいいですが、一定期間の後、見直せる媒体がオススメです
1か月後くらいに、見返せるならば問題ありません
見聞きした情報を自分のモノにする
何かしらのアウトプットをすることで、ある程度は自分のモノにできます
アウトプットは、書いたり話したり、とにかく自分の中に入れた情報を外に吐き出すこと
さらに、アウトプットに自分なりの解釈を交えることで、自分のモノにできる量が増えていきます
いきなりがっつりアウトプットするのは大変なので、一言感想を言うことからでも十分です
モノ覚えが悪くてストレスを感じている
忘れることは必ずしも悪いことではありません
忘れることは覚えることに繋がっており、脳内が整理された結果
一度忘れて、また覚える・知識を使うことで、本当に覚えなければならないことがどんどん明確になります
また、忘れることで人の脳の働きは良くなるはず、とも書かれています
忘れることに対して悲観的にならず、「むしろ本当に重要なことを覚えるための準備」くらいに考えましょう
思考の整理とは、いかにうまく忘れるか、である
思考の整理学
すべて試して効果がないなら、誰かに話す
ここまで書いたことを試しても一向に解決しない場合、誰かに話してみましょう
誰かは、本当に誰でもいいです
本書では、「全く異なる分野の人が問題解決のための思わぬ解や、斬新なアイデアをくれることもある」と書かれています
ただ、とにかくは誰かに話すことを優先して、まずは同じ分野の人
次に異なる分野の人と、まずは誰でもいいので話すことを第一に考えることをオススメします
ブレインストーミングのやり方も触れられています
まとめ:大学生・社会人には学びが一つはある本
大学生・社会人の方は、これから生きるための学びが一つはある本です
読み返すたびにも気づきがある、スルメ本にもなっているため、人生をともにする1冊としてもオススメです
大学生のうちに読んでおきたかったです…