はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します!
この記事では自分の時間を取り戻す方法を知ることができる本『限りある時間の使い方』をご紹介します
- 時間のいい使い方がわからない
- 人生、どう過ごすのが正解かわからない
- 時間に追われて、毎日疲れている
『限りある時間の使い方』がその悩みに効果的!
今、この瞬間を生きることについて教えてくれます
逆に、短い時間で色々なタスクをこなす時間術の本ではありません
こんな人にオススメ
- 毎日忙しくて時間がない
- 今のままでいいのか、悩んでいる人
ここでは、”機械設計”という仕事をしている私自身が「これは役に立った!」と感じた本を紹介します
もちろん仕事以外でも役に立ちます
自身の実体験も織り交ぜて書いてますので、本の内容と違う解釈をしている箇所があるのは、ご了承ください
そのため、この記事を読んでいいただけた後は、みなさん自身で本を読むことをオススメします
皆さん自身が独自に解釈して、仕事や人生に役立てていただければ幸いです
時間術が時間を奪っていく
まず、この本ではより多くのタスクを処理する時間術を、良いスキルとしていません
理由としては、少ない時間で多くのタスクをこなすこと自体には、価値がないため
例えば、仕事を効率化したところで、給料が増えるわけでもない
むしろ仕事量が増える可能性もあります
実際に、会社でも似たようなことを感じる方も多いのではないでしょうか
そこで、この本は本質的な”うまい時間の使い方”について教えてくれます
ここで言う”本質的”というのは、長い目で見て重要なことです
そもそも、なぜ時間がないのか
私のようなアラサーの方にとっては、1年の速度が早くなっているのが大きな原因です
加齢とともに、1年がどんどん早く過ぎてしまっていると、感じている方が多いのではないでしょうか
80歳まで生きるなら、まだあと50年近くもある
こう思われている方も、実は本能では理解しています
例えば、仕事で後戻りが発生させると、どの会社でも怒られるのではないでしょうか?
これは限られた時間を、「うまく使うことができなかった」ことが原因
つまり多くの人が、もはや本能レベルで「時間がない」と沁みついてしまっているのです
現代の技術の発展や進化が、より早く、時間が過ぎ去っているように感じさせられている気もします
ものごとには時間がかかることを知る
作業には必ず時間がかかると理解することで、時間に追われている感覚は軽減されます
理由は、どれだけ効率を上げても、100%時間削減をすることはできないため
例えば、工場の仕事に流行りのDXを取り入れても、その作業に関わる人は、少なからず時間を負担する事実は変わりません
目の前の細かいタスクも含めて、すべての業務をこなすことはできない
不要なタスクは捨て、長期的な目線で重要な仕事をすることが、最も時間に追われないで済む方法です
捨てるタスクには限度がありますが、細かいタスクをすべてこなす状態をデフォルトにはしないこと
仕事ならば、惰性で残業せず、帰れる時には帰ることをオススメします
効率化は”作る過程”で有意義な時間にする
効率化は、仕組みを作る過程を楽しむのがオススメ
理由は、効率化を完成させて得られるのは、さらに仕事ができる状態でしかないため
例えば会社員は、少ない時間でより多くのことができるようになっても、さらに仕事が増やされるだけです
我々個人が楽になることはありません
そのため、会社員という身分の場合、効率化の仕組みを作り上げる過程を、自らの成長に繋げることで有意義な時間にしましょう
例えば新卒社会人の方が、強度計算書のエクセルを自動化するだけでも、相当な量の学びあるはずです
”生産性とは、罠なのだ。”
限りある時間の使い方
時間の使いみちを見極めてから、使い方を知る
時間をうまく使うことを考える前に、自分にとって本当に大事なことを選びましょう
理由は、現代人は大事なことが多すぎるため
仕事、家族、趣味、勉強…生きていく上で、やるべきことは増え続け、もはや時間は残っていません
そのため、使い方を考える前に、まず時間を費やす先を決める必要があります
そのうえで、時間をうまく使う方法を知ることで、自分の時間を有意義に過ごすことができます
無理なものは無理と受け入れましょう
自分にとって重要でないものは、多少心苦しくても切り捨てた方が自分のためです
次から、有意義な時間を過ごすための方法をご紹介します
使い方①:やりたいことは予定にする
自分のやりたいことは、1日の内いつやるのかを決め、予定として確保しましょう
理由は、「空いた時間にやろう」としても、空いた時間というのはないため
現代人は、空いた時間はスマホを見るようになり、隙間時間というものがもはや存在しません
そのため自分のやりたいことは、一つの予定にすることで、できる可能性が上がります
使い方②:同時進行のタスクは3つまで
同時進行中のタスクは、3つまでに制限する
理由は、集中力が分散してしまい、1日で使える集中力を使い切ってしまうため
3つを超えそうな場合は、基本断りましょう
断り方も重要で、「○月×日に今の仕事が片付きそうなので、その日まで待っていただけませんか?」とすると、相手に受け入れてもらいやすくなります
うまく断ることで、同時進行中のタスクをコントロールしましょう
タスクは細かく切り、3つを短期間で次々入れ替えるのもオススメ
現実世界でのあらゆる選択は、出来るかもしれなかった無数の生き方を失うことに直結する。厳しいけれど、それが現実だ。現実逃避をやめて、喪失を受け入れることができれば、有害な先延ばしに陥らなくてすむ。出口のない優柔不断から抜け出すことができる。
何かを失うのは、当然のことだ。
だから、もう心配するのはやめて、手放そう。
限りある時間の使い方
使い方③:最優先事項は、早くやり始める
やること3つを決めたら、5秒でもいいから早く作業を進めましょう
理由は、少しでも作業に着手しておくと、後で再開するときに気持ちが楽になるため
モノは動かし始める時に、最もエネルギーを使うのと同じです
少しでも作業をしておくと、その後の作業が進みやすくなります
そのため、まずは少しでもいいから作業すること
その時に、タスクを完了させることは、考える必要はありません
時間と向きあう3つの知恵
- 準備は終わらない
- 休みに意味は不要
- ”少し”継続することの強さ
順番に解説していきます
準備はほどほどに
何かを始めるときに、準備が完了することはありません
準備はほどほどに、とにかく始めましょう
厳しいですが、私たちアラサーは人生の準備段階は終えています…
もちろん将来に備えて、自分や資産に投資をすることは重要です
しかし、「準備ができてからやる」姿勢はやめましょう
「とにかくやる」姿勢を意識することで、今この瞬間を生きることができるようになっていきます
たとえ経験や自身がなくても、やるのをあきらめる理由はどこにもない。
どうせいつまでたっても手探りで、確信のないままやるしかないのだから、尻込みしていても仕方ない。待つのはもう終わりだ。今すぐに、やりたいことをやりはじめよう。知識や技術が足りなくてもかまわない。
どうせ誰だって、あなたと同じようなものなのだから。
限りある時間の使い方
休みは無意味でいい
休みの日は、何も進まない日があってもいいことを知っておきましょう
社会人の休日は、どこかで”平日の仕事に支障をきたさないこと”を意識しがち
- 休み過ぎると仕事のやる気をなくす
- 生活リズムが崩れないように、平日と同じ時間起床する
このような考え方は、典型的な仕事のための休みです
”理想的な休日にできなくても許される”、ということを知っておくべきです
わたしたちが子供の時、休みの日に「勉強や学校に響いたら…」と考えていなかった時を思い出すと、本来の休日の意義が見えてきます
”少し”を継続することの強さ
自分にとって重要なことは、”少し”でもいいので、毎日継続しましょう
理由は、”少し”を毎日継続する力のある人はごく少数なため
限りある時間は皆に平等で、その中でも、毎日”少し”を継続できる人は圧倒的に強い
例えば、あなたが「この人はすごい」と思う人も、どんなに忙しくても時間を確保しています
そして、長期的に重要なことに毎日取り組み、結果として大きな成果を上げています
あなたも同じように、継続することで、大きな成果を出すことができます
まとめ:時間の使い方に疑問を感じたら読む本
『限りある時間の使い方』で解決できる問題は、次の通りです
- 有意義な時間の使い方がわからない
- 毎日時間に追われていて辛い
”時間に悩んでいる人”に、「こんな考え方があるんだよ」と教えてくれる1冊です
よくある”少ない時間で、多くのタスクをこなせる”系の本ではありません
別の視点から、時間の使い方を見直したいときに読めば、非常に効果のある1冊
この記事が皆さんが本を読み、悩みごとを解決する助けになれば幸いです