- 中古のフェアレディZ(Z34)が欲しいけど、購入に踏み切れない
- Z33と比べてどうなの?
- Z34を中古で買う時に知っておいた方がいいことは?
『フェアレディZ』は日産が誇る最高のスポーツカー
人生で一度は乗っておきたい、1台です
- 2024年現在、ほぼ底値のZ34がお買い得
- 前期(2008~2012年)・AT・上級グレードが買い
- 不具合もあるが、対策可能
はじめまして。普段はメーカーで機械設計をしているベルと申します
この記事は、日産が誇るスポーツカー『フェアレディZ(Z34)』の購入検討レポートになります
車の検討条件
- 総支払額100万円前後で壊れにくい
- 楽したいのでオートマ(AT)
- できればスポーティな車で上級グレード
気になる車があっても、中古車の場合は購入後のトラブルが不安で、めちゃくちゃ調べました
有益な情報も、様々なサイトでバラバラに書き込まれていたため、自身の購入検討のため、この記事にまとめました
ネットの情報をまとめただけですので、活用される場合は、情報の真偽を確認して、自己責任でお願いします
この記事が、皆さんの悩みを解決する一助になれば幸いです
フェアレディZ(Z34)前期型が買い
2024年現在、前期型のフェアレディZ(Z34)が100万円から購入できるので、かなりお買い得です
理由は次の3つ
- 前期型ATなら100万円から買える
- 固有の不具合もあるが対策できる
- 車としての寿命が長い
特に、”頑丈”であることは、長く乗られた中古車を買っても、壊れにくいのは、大きなメリット
さらに、「買い」の理由を、より詳細に解説していきます
さらに今回紹介するAT(オートマ)の場合、スポーツ走行されている可能性が低いです
そのため、車に負荷をかける走行はされていない可能性も高く、MTに比べると、状態がマシなものが多いです
前期型ATなら100万円から買える
2024年現在、『フェアレディZ(Z34)』オートマの前期型は、100万円~買うことができるので、超お買い得
新車価格400万円前後なので、75%OFF!
Z33も数年前は底値も底値でしたが、最近は逆に、その希少性から価格が少し上がってきました
中古車検索サイトで、およそ150万円の価格帯でも、Z34前期型と混じって表示されるほどです
そのため、Z34前期型ATが、いまが底値と考えられます
ただ、正直100万円前後のZ34は、状態もなにかしら問題がある可能性が高いです
購入する場合は、次に書いてある不具合が発生していないか
また、一般的な中古車購入の注意点(修復歴・水没・錆)を確認しましょう
固有の不具合もあるが対策できる
Z34で発生する、固有の不具合は、次の通り
- ステアリングロック
- デフマウントブッシュ
- ステアリングナックルの強度不足
- リアゲートからの雨漏り
- ポップアップフードの誤作動
雨漏りについては、ロードスターモデルでなくとも、発生するそうです
リアゲート付け根の、黒くて丸い蓋がプラ製の場合、シートベルトの収納場所に雨水が侵入するとのこと
黒い蓋のまわりを、テープでふさぐことで対応できるとのこと
それぞれググっていただければ、解決策も書かれたサイトにたどり着くかと思います
そのため、不具合はありますが、対策可能
さらに、廃車になるような、致命的な不具合はありませんので、比較的安心して購入することができます
他の不具合対策方法は、以下の通り
- ステアリングロック
→ヒューズ外しか、今は1万円前後で購入できる、ユニットごと交換 - デフマウントブッシュ
→社外品の、グリスなしタイプのブッシュ単品の交換 - ステアリングナックル
→リコール案件で、改良品に交換されているか確認
モデルナンバープレート(運転席入口のシール)右側に銀色のシール(丸い)があれば交換済み - リアゲートからの雨漏り
→リアゲート付け根にある黒い蓋のまわりを、テープでふさぐことで対応可能
雨漏りの有無は、シートベルトをいっぱいまで引っ張り出して、シミの有無確認 - ポップアップフード
→キャンセラー取り付け
車としての寿命が長い
『フェアレディZ(Z34)』は、車としての寿命が長いです
車の命を握る、エンジンとフレームが頑丈なため
エンジンオイルの定期交換や、消耗部品を適切に変えていれば、末永く乗ることが可能になります
前モデルであるZ33が、まだ売られていることより、エンジンやフレームといった重要部品が壊れにくいことが考えられます
車の系譜的に、壊れにくい仕組みとなっているため、10年落ち10万キロで購入してもまだまだ乗り続けることが可能です
古くて経年劣化しているなら、直せばいい
中古車の経年劣化が気になる場合は、直して乗りましょう
車体を安く買えるので、その分貯金
突発的な出費や、傷んだ場所の補修のお金に回しましょう
エンジン・フレーム以外の部品は、10年そこそこが寿命
そのため、次のように消耗品を少しずつ交換することで、さらに長く乗ることが可能
- シートの破れやほつれ
→シートごとを交換
手軽に済ませたいなら、シートカバーで隠してしまうのもアリ - 内装割れ
→まるごと交換
シールやマットで隠すか、DIYで合皮を貼る - ハンドル
→ハンドルカバーか、ハンドル革を巻きなおす - ヘッドライトの黄ばみ・くすみ
→ヘッドライト磨きか、まるごと交換 - 外装傷
→タッチアップか、オールペン - リアダンパーのへたり
→ダンパー交換 - ホイール傷
→ホイール交換
すべて、修理業者に直してもらうことも可能
程度によりますが、おおよそ数千円~数万円
高くても10~20万円で直してもらえるようです
キズや劣化が気になる場合は、修復しながら自慢の愛車にしていきましょう
まとめ:100万円~買える最高のスポーツカー
『フェアレディZ(Z34)』前期型は、100万円~買うことができる、最高のスポーツカーです
2024年現在は、15年落ち10万キロの、前期型しか100万円~買うことができません
しかし、車体が頑丈で、壊れてもパーツ供給豊富なため、まだまだ乗れる余力があります
乗れるうちに乗っておけば、ドライバーのその後の人生が(良くも悪くも)変わる体験を与えるほどの魅力があります
100万円前後で、魅力的な1台が欲しいと考えている方は、一度検討されてみてはいかがでしょうか
おまけ:フェアレディZ(Z34)の魅力
フェアレディZ(Z34)の魅力は、あらゆるところで書かれているので、この記事ではオマケとして記載しておきます
今後乗れなくなる希少性の高さ
フェアレディZ(Z34)は、今後乗れないタイプの車になる、希少性があります
日本の税制や世界情勢から、大排気量・自然吸気エンジンの車は消えていくことは確定しています
例え発売されても、外車のプレミアムカーしか発売されないと思います
そのため、3.7L・自然吸気エンジンの『フェアレディZ(Z34)』は、時代が進むほどに希少性が増していくでしょう
贅沢な2シータースポーツカー
3.7Lという大排気量にも関わらず、2シーターのスポーツカーであることは、唯一無二の魅力
こいつの楽しさが手に入るなら、多少高い税金や燃料なんざどうでもいい!
そう思わせてくれる魅力があります
いまどき2シータークーペなんて、使い勝手も悪く、税金も高い贅沢品
そのため、そんな車は大衆車メーカー出る可能性はかなり低いでし
乗れるうちに乗っておきましょう
意外と燃費が良い
これだけの大排気量で、スポーツカーの割には、燃費が約10L/kmと、意外と悪くありません
燃料はハイオクですので、財布には厳しいですが…
まちがいなく燃費が良いとは言えませんが、破産するほど悪くはないでしょう